イオン、ヨーカ堂PBランドセル競演開始
2014年新1年生向けのランドセル商戦がスタートした。
夏休みやお盆で、
子供と両親、その祖父母が一緒になることの多いこの時期。
イトーヨーカ堂は8月2日、イオンは8月3日から、
新商品を投入して販売を開始。
発売される主力商品には、両社の相違が出ていて、面白い。
イトーヨーカ堂は、
同社のランドセル販売史上最高価格商品を投入。
7万2000円のランドセル「ルミナスグレア」。
数量限定ながら全国の約140店舗で売り出す。
孫への投資を惜しまない、リッチな団塊世代の祖父母がターゲット。
これによってイトーヨーカ堂のランでセル商品の価格帯は、
3万9900円~7万3000円。
ランドセル販促もイトーヨーカ堂らしい。
タイトルは、
「“祝ご入学おめでとう nanacoプレゼントキャペーン」、
3万円以上の購入者がnanakoカード入会を申し込むと、
芦田愛菜&鈴木福の特製「nanaco」カードがプレゼントされる。
さらに購入金額に応じて、ポイントを付加。
6万円以上で4000ポイント、
4万円以上で3000ポイント、
3万円以上で2000ポイント。
ポイント付加でお得さを感じさせ、
nanakoカードのホルダーを獲得する。
つまり顧客囲い込み作戦。
セブン&アイグループらしい販促だ。
一方のイオン。
「トップバリュ“かるすぽ”」2014年年モデルを主力に、
定番からカスタマイズ商品まで80種類を揃える。
全国の「イオン」「イオンスーパーセンター」など約450店舗で販売する。
こちらの販売価格は、
「トップバリュかるすぽ」シリーズが、
3万2000円~4万2000円。
高品質ブランド「トップバリュセレクトかるすぽフラットキューブ」シリーズでも、
4万5000円~6万8000円。
販売史上最高値の7万2000円を打ち出して、
そのうえで顧客囲い込みを図るイトーヨーカ堂。
低価格志向で機能重視のランドセルを主力に、
品揃え力で展開するイオン。
アメリカ小売業でたとえると、
イトーヨーカ堂はクローガー派、
イオンはウォルマート派。
2014年ランドセル商戦の幕が、切って落とされた。
2013年8月お盆商戦が第一ラウンド。
その競演は、来年3月の消費税増税期まで続く。
検索キーワード: イオン イトーヨーカ堂 ランドセル トップバリュ ルミナスグレア nanakoカード