JA全農 国産原料主体の独自ブランド商品発売
全国農業協同組合連合会(JA全農)が、国産農畜産物の素材に付加価値をつけた「全農ブランド」の加工食品を開発し、発売した。
19日に発表した第1次開発品はチルド惣菜や冷凍食品、乾麺、酒類など65アイテム。「レギュラーシリーズ」と、品種や栽培方法、製法などを厳選した高付加価値商品の「プレミアムシリーズ」の2ブランド構成。
全農はこれまで素材中心の卸売を主力事業としてきたが、今回から国産農畜産物の加工・販売事業に本格的に乗り出す。販売子会社や提携メーカーと協力し、生産・集荷・加工・物流の一貫したバリューチェーンを構築して、付加価値を生み出す。
ブランドコンセプトは、①国産農畜産物の愛用・消費拡大による国内農業の応援、②素材・製法・美味しさなどにこだわった豊かで健康的な食生活の提供、③全農グループ一丸となった「生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋」となる商品の3つ。コンセプト実現のために国産原料を優先使用し、安全・安心・健康・環境に配慮した高品質な商品を目指す。
JA全農は年間100品目の商品開発を目指す。今回の第1次開発品は10月からJAグループのスーパーマーケット「Aコープ」などで先行発売しているが、今後、一般のスーパーマーケットやコンビニエンスストアに販売することも検討する。
【今後の商品開発計画(3カ年)】
2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | |
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品目数 | 100品目 | 100品目以上 | 100品目以上 |
販売金額 | 10億円 | 40億円 | 100億円 |
2015年度まで300品目以上をラインアップし、100億円の販売額を目標とする。加工食品の製造・販売を通して、国産農畜産物の販売力強化や地域農業の生産振興につなげる考えだ。
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