大木ヘルスケアnews|「フェムケア」が重点市場/2023秋冬展示会
大木ヘルスケアホールディングス(株)(東京都文京区、松井秀正社長)は6月20日(火)・21日(水)の2日間、東京都大田区の東京流通センター内で2023秋冬提案商談会を開催した。
総合テーマは「新しい売上をつくる!新しいお客様をつくる!」。商品協力メーカー213社、共同提案出展78社による60の提案ブースが設けられた。2日間の来場者はドラッグストアはじめチェーンストアのバイヤーなど約1800名。
会場では「医薬品」「健康食品」「コスメ&バラエティ」「快適生活」「ペット」などテーマに対応したゾーンごとに商品とコーナー提案が行われた。
大木がこの2、3年力を入れているのが「フェムケア」。更年期や生理など女性ならではの健康課題への対応として、サプリメントや鎮痛剤、ビタミン錠の提案販売のモデル売場が展開された。松井秀正社長は「『フェムケア』は今年一番の取り組みにしている。多様性への対応や、市場としての可能性がある。また、ドラッグストア産業の従業員の半数以上が女性であることから、ビジネスとしても成果が出せる」と語った。
また、ライフラインとしての小売店舗の役割を意識して、災害対策コーナーも提案された。水無しで飲める薬、空腹時にも飲める薬などの売場展開例が設けられた。
「地域や行政との連携をさらに進めたい。社会課題の支援について、ボランティア主導が中心だが、米国ではウォルマート、CVSファーマシー、アマゾンなどトップ企業が大きく貢献をしている。日本も行政と連携してできる部分から始めて社会課題の解決につなげたい」(松井社長)と語った。