イオンニュース|着せ替え傘「トップバリュfururi」にキッズ用加え34種発売

イオン(株)は、「トップバリュfururi」(以下、「ふるり」)のラインを強化する。ふるりはビニール生地と傘骨をそれぞれ組み合わせ、着せ替えできるビニール傘である。この独自の傘に、新たにキッズ用と大人用新柄を加え、梅雨シーズンに向けて5月30日(火)から発売開始する。店舗は全国の「イオン」「イオンスタイル」約380店で、順次発売の予定。アイテム数は34種類(長傘、張り替え生地)。価格(税抜)は、大人用、キッズ用ともに、長傘の無地(880円)とプリント(1480円)、さらに張り替え生地プリント(680円)。

「ふるり」は、昨2016年に、“使い捨て”が当たり前とされていたビニール傘を、長く使ってもらうためにイオンが企画した提案型商品である。柔軟性と強度を備えたグラスファイバー製の傘骨に、イオントップバリュが開発したCO2削減に寄与するグリーンポリエチレンを使用している。生地と傘骨をそれぞれ組み合せて着せ替えができる。

この取り組みが認められ、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する2016年の「第13回エコプロダクツ大賞」において、会長賞(優秀賞)を受賞した。売上げの一部は、この製品の生産国であるカンボジアの子どもたちの教育支援のために寄付されている。「ふるり」という名前は、岡山県の高校生が「雨がふる」の”ふる”と「リサイクル」の”り”からつけたもので、生産国のカンボジアの女性の”ふんわりとした笑顔”という意味もこめられている。

*「エコプロダクツ大賞」は、主催のエコプロダクツ大賞推進協議会(後援:財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)より、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)に授与される表彰で、2004年から毎年実施されている。

今年は、「子ども用の着せ替え傘も欲しい」という要望に応えて、新たにスマイル柄やハート柄などのキッズ用をラインナップに加えた。大人用とキッズ用で同柄のデザインもあり、親子で揃えて使用することもできる。

ビニール傘は、価格が手頃で駅の売店やコンビニなどで気軽に購入できることが特長となっている一方で、置き忘れも増えている。さらに壊れた傘が街中に放置されるという社会問題にもなっている。イオンでは、「ふるり」の利用を促進することで“捨てないビニール傘文化”を提案し、環境への負荷低減を目指していく。

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