ヤオコーnews|3/1付け組織改編/4エリア制廃し14地区制へ
(株)ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)は3月1日付けで、組織改正を行う。
第9次中期経営計画の2年目として、スピーディかつ確実にビジョンを達成するために運営体制強化を図る。同時に、取締役の管掌部門を新設し、機動的な業務執行体制を構築する。
組織改正は3点だ。
第一に、店舗増の対応と機動的な意思決定を行うため、エリア制を廃止する。また販売第一部に春日部地区、販売第二部に川口地区を増設し、地区体制を14地区に改編する。
ヤオコーは、2016年に、チェーン規模の拡大に対応する目的で展開地域を4つに分けるエリア制を導入している。エリア長に仕入れの権限を与えて地域独自のMDを強化し、また店長以下の人材教育もエリア主体で進めてきた。エリアは、商勢圏を狭山、伊勢崎、千葉、横浜の4つに定めている。狭山エリアは埼玉全域、横浜エリアは東京・神奈川をカバーしてきた。このエリアの中に12地区を設けていたが、エリアの廃止に伴って、14地区にする。これによってさらに地域対応の仕入れとMDが進められていく。
第二が、都市型小型店事業モデルの確立のため、 「八百幸成城店」を販売部から特命推進部都市型小型店事業担当部へ移管する。八百幸成城店は当初計画を下回っている。フォーマットの異なる同店を既存の販売部ではなく、専任の部署がテコ入れしていく。
第三は、開発本部の業務遂行をより強化するため、開発本部に管掌役員を定める。
また3月1日付けで、取締役・執行役員人事が行われる。
上池昌伸常務取締役が、開発本部管掌を離れ、経営管理本部⻑兼経営企画室⻑兼人事総務本部⻑となる。
八木橋博亮取締役は、開発統括部⻑を離れ、開発本部⻑の専任となる。
神戶達也エイヴイ社⻑付は執行役員グロッサリー部⻑に異動する。なお、神戶氏は2019年6月に開催予定の(株)エイヴイ株主総会において同社代表取締役副社⻑に就任する予定だ。