ニトリnews|第1Q売上高2328億円6.6%増・経常利益360億円7.5%増

㈱ニトリホールディングス(北海道札幌市、白井俊之社長)は2025年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高2328億1900万円(前年同期比6.6%増)、営業利益344億8800万円(4.6%増)、経常利益360億4400万円(7.5%増)、四半期純利益242億1300万円(5.7%増)だった。

営業利益率14.8%(15.0%)、経常利益率15.5%(15.3%)。

国内の営業概況では、第1四半期期間中、ニトリ5店舗、デコホーム4店舗の出店を進めた。

販売面ではテレビCM対象商品の放映期間中に合わせた期間限定価格での提供や、購入金額に応じて無料で延長保証サービスを提供するエアコンキャンペーンなど各種施策を実施した。

販管費や原価では、積極的な採用活動や従業員の6%以上の賃金改定に伴う人件費の増加等により増加した。売上原価は、円安の進行に起因する輸入コストの上昇等により増加した。その一方で、物流のさらなる内製化等による経費抑制を継続した。

ECサイトでは、顧客参加型のライブコマース「ニトリLIVE」は期間中の配信回数を前年度の27回から50回まで大幅に増やした。視聴者数は、前年度の90万人から213万人まで伸びた。その結果、ECサイトからの発生売上高が継続して前年を上回っている。

海外の営業概況では、期中は台湾で2店舗、中国大陸で8店舗、韓国で2店舗、ベトナムで1店舗、フィリピンに1店舗に初めて出店した。台湾では、BOPIS(ネットで購入して店舗で受け取るサービス)を導入開始した。6月28日に4店舗を同時にオープンし、合計100店舗を達成した。

さらに香港では、低価格で高機能というプライベートブランド商品を活用し、ペット用品を競合他社の3分の1以下の価格で販売するなど、売上対策を進めた。また、韓国では、現地のメディアを通じた広告活動によって、ニトリ会員を増やし、ブランドの知名度を向上させる取り組みを継続している。

マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンでは、人材育成のノウハウを各国に展開し、現地スタッフを早期に店長として育成する計画を進めている。

島忠の営業概況は、プライベートブランド商品の開発が順調に進んでいて、スポーツタイプの自転車や、プライベートブランド衣料品「N easy」の取り扱い店舗を現状の9店舗から39店舗に拡大している。

また、本格的に野田瀬戸DCが稼働したことにより、物流網の再構築を実現し、関東圏へのより効率的な商品提供が可能となった。

期末店舗数はニトリ965店舖(海外190店舗)、島忠54店舗。計1019店舖。

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