ベルクnews|従業員の髭の基準緩和と男性従業員の育休100%宣言
(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)は2月から従業員の身だしなみの髭(ひげ)の基準を緩和した。清潔に整えていて、顧客に不快感を与えていないことを条件に制限を緩和する。条件は、1.常に衛生的かつ清潔で不快感を与えていない、2.作業性と安全性を考慮し、業務に支障を与えていない、3.恐怖感・威圧感を与えていないの3項目。
ベルクでは2023年9月に従業員の身だしなみ基準を見直した。髪色・髪型等の頭髪やピアス・指輪等の装飾品、ネイル等の制限を大幅に緩和した。これによってそれまで以上にイキイキと働く従業員が増え、また、お客からもお褒めの言葉を数多く寄せられることで、より自信をもって活躍できる社内風土が醸成されていると言う。
ベルクでは今後も「身だしなみの前提条件」を守りながら、必要な範囲で基準緩和を進めることで、従業員の多様性や個性を尊重し、より自分らしく意欲的に働ける環境を整備する。
一方、ワークライフバランスと育児への理解促進の観点から、男性従業員の育休100%の取得を宣言して仕事へのモチベーション向上につなげる。厚生労働省公表(令和4年度雇用均等基本調査)によれば、国内の2022年度の男性育休取得率が17.1%(卸売業・小売業8.4%)と依然として低い。ベルクの育休取得率は2022年4月に育児・介護休業法が改正されたことを機に、男性従業員への育休取得の意向確認を強化した結果、2023年2月期は52%となり、直近1年間(2023年12月時点)では75%まで引き上げられている。これを100%取得につなげていく。