5月生協統計|売上げ2143億円横ばいも宅配2.2%増、個配3.4%増

日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)は、5月度の供給高(売上高)速報を発表した。全国66主要地域を集計した数値だが、多くの店舗が20日締めのため4月21日から5月20日の実績となる。

5月の実績は、総供給高(売上高)2143億8800万円で、前年同月比±0.0%と横ばい。

店舗販売は755億1800万円で0.4%減。客数がなかなか伸びない。商品別では農産が不調だったが、畜産と惣菜は好調に推移した。水産は厳しい状況は変わらないが、若干上向き傾向になってきている。酒類は、昨年の法改正前の駆け込み需要の反動があった。

宅配は1338億4600万円、2.2%増で38カ月伸長している。とくに個配は930億4300万円、3.4%増と伸び率が高い。

また、灯油や葬祭などの「その他」供給高は構成比は2.3%に過ぎないが、50億2300万円、前年比12.5%増と好調だ。

6月18日(月)に発生した大阪北部地震では、「いくつかの店舗で営業できない状況があったが、甚大な被害はなかった。ただ、宅配は、道路の混雑もあり、一部の地域で支障が出た」(日本生活協同組合連合会渉外広報本部の伊藤治郎本部長)。

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