7月家計調査統計|消費支出0.1%増と6カ月ぶりに回復/勤労世帯支出は減少
7月の「家計調査報告」速報が総務省統計局から発表された。
総務省では2018年1月から、調査用紙「家計簿」の記載様式を全面的に改正している。その調査方法の変更の影響を調整した推計値だ。
2人以上の世帯の消費支出は28万3387円。前年同月比実質は0.1%増で、6カ月ぶりに前年を上回った。
7月の消費支出で増加したのは、「保健医療」「交通・通信」「教育」の3項目。
一方、減少したのは、「食料」「住居」「光熱・水道」「家具・家事用品」「被服及び履物」「教養娯楽」「その他」。
7月の食料費で、前年同月より消費金額が増えたのは、調理食品1万0802円(+2.5%)、飲料5690円(+2.3%)、菓子類6780円(+1.3%)、油脂・調味料3586円(+0.7%)4項目。
一方、消費金額が減少したのは、果物3291円(▲9.9%)、魚介類5481円(▲7.9%)、乳卵類3815円(▲4.7%)、酒類3638円(▲4.4%)、外食1万3906円(▲3.5%)、野菜・海藻8664円(▲1.2%)、肉類7310円(▲0.7%)、穀類6428円(▲0.3%)の8項目。
2人以上の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり60万5746円。前年同月比▲1.6%で2カ月ぶりの実質減少で、消費支出も31万0031円▲0.7%と、3カ月連続の実質減少だ。
>第1表 主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表 1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯
*上記の総務省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。
*出典 家計調査結果(総務省統計局)