1月労働力調査統計|就業率0.6%改善・完全失業率0.1ポイント増の2.5%
総務省統計局から2019年1月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。
1月の就業者は66万人増えて6628万人。73カ月連続で前年同月を上回っている。就業者とは大きく分けて「自営業主・家族従業者」「雇用者」がある。
雇用者数は5953万人と、前年同月より73万人増加で、こちらも73カ月伸長している。
このうち、正規の職員・従業員は3474万人。前年同月に比べて27万人プラスで50カ月増加だ。非正規の職員・従業員は35万人増の2154万人と、16カ月連続で増えている。
就業率は59.7%で前年同月に比べて0.6ポイント上昇した。
産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1062万人で最大だが、前年同月に比べて8万人減った。製造業は1055万人で7万人増加している。情報通信業は就業者228万人だが19万人と最も伸長した。一方で、建設業は35万人減少して473万人だ。
完全失業者数は前年同月に比べて7万人増えて166万人で、105カ月ぶりに増加に転じた。ただし昨年1月は38万人と大きく減少しているからその反動によるもの。季節調整値の完全失業率は2.5%で前月に比べて0.1ポイント上昇した。