9月スーパーマーケット統計|9022億円1.0%増、既存店0.4%減は11カ月連続
スーパーマーケット販売統計9月度が発表された。日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の全国の会員企業270社の調査結果だ。
総売上高は9022億3217万円で前年同月比1.0%増。ただし既存店は0.4%減で2018年の11月から11カ月連続で前年を下回っている。
内訳は9割を占める食品が8176億8643万円の1.1%減、非食品が621億9352万円の8.5%増、その他が223億5276万円の0.4%減。
青果は1278億9169万円の4.6%減。前年は猛暑や台風被害などの影響で野菜相場が高騰したが、今年はその反動で単価が下落して不調部門となった。月を通じて気温が高く、葉物や根菜類、キノコ類などの鍋用野菜の動きが悪かった。果物類は相場高、入荷不足傾向であった。
水産は750億5932万円の2.4%減。旬のサンマが記録的な不漁で、大きく売上げを落とした。イカの不漁の影響も続いている。
畜産は1011億3087万円の4.2%減。牛肉は、連休や週末などはブランド牛、平日は輸入牛の動きがよく、ステーキ・焼肉用の商材が好調だった。
惣菜は951億6413万円の0.9%増。気温が高かったことにより、おつまみメニューの動きがよかった。好天に恵まれた地域では、行楽需要の高まりで米飯類が好調だった。
日配品は 1767億9990万円で1.8%減。アイス、飲料は好調の反面、おでん関連や麺類などホット商材が不調だった
一般食品は621億9352万円。軽減税率対象外の酒類、みりんや医薬部外品の飲料は駆け込み需要での2.3%伸長した。
全店売上高 | 売上高 構成比 |
既存店前年同月比 | |
総売上高 | 9022億3217万円 | (100.0%) | ▲0.4% |
食品合計 | 8176億8643万円 | (90.6%) | ▲1.1% |
生鮮3部門計 | 3040億8189万円 | (33.7%) | ▲3.9% |
・青果 | 1278億9169万円 | (14.2%) | ▲4.6% |
・水産 | 750億5932万円 | ( 8.3%) | ▲2.4% |
・畜産 | 1011億3087万円 | (11.2%) | ▲4.2% |
惣菜 | 951億6413万円 | (10.5%) | +0.9% |
日配 | 1767億9990万円 | (19.6%) | ▲1.8% |
一般食品 | 2416億4050万円 | (26.8%) | +2.3% |
非食品 | 621億9352万円 | ( 6.9%) | +8.5% |
その他 | 223億5276万円 | ( 2.5%) | ▲0.4% |