6月家計調査統計|2人以上の世帯支出1.2%減/給付金と賞与で実収入15.6%増

総務省統計局発表の「家計調査報告」によれば、6月の2人以上の世帯の消費支出は27万3699円と、物価変動の影響を取り除いた「実質」で前年同月比1.2%減少だった。最大の落ち込みだった前月からは13ポイント回復した。

また2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、10万円の特別低額給付金や夏季ボーナス支給から前年同月比15.6%増の101万9095円だった。

費目別消費支出(二人以上世帯)では、「家具・家事用品」が27.4%増と大きく伸長した。大きく支出が減少したのは、「教養娯楽」21.2%。

前年同月と比べた6月の消費行動で大きな影響が見られた主な品目は、「教養娯楽」の映画・演劇等入場料95.6%減、パック旅行費90.7%減。「食料」の飲酒代は63.6%減で前月からは少し回復したものの、落ち込みは続く。また、「交通・通信」の航空運賃は83.5%減、鉄道運賃も69.7%減。「その他の消費支出」のなかでは口紅が51.5%減と大幅に減った。

一方で、「保健医療」の保健用消耗品(マスクやガーゼ)は105.4%増の2倍の伸びだ。巣ごもり需要から、「教養娯楽」のゲームソフト59.5%増も引き続き好調だった。

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