トライアルnews|AI技術導入した「トライアル名古屋茶屋店」10/13開設

(株)トライアルカンパニー(福岡県福岡市、石橋亮太社長)は10月13日(水)、東海地方初のスマートストア「スーパーセンタートライアル名古屋茶屋店」を名古屋市港区にオープンした。

スマートストアとは、トライアルグループ内において、IoT機器やAI技術を導入し、データを活用して新しい購買体験を提供したり、効率的な店舗運営をしたりできる店舗形態のこと。

「名古屋茶屋店」には、自社開発の「スマートショッピングカート」を約200台、「リテールAIカメラ」を約30台導入する。今後、順次拡大する予定だ。デジタルサイネージ約50台も運用し、「レジ待ちなし」「顧客と商品のマッチング」など、リアル店舗の機能拡張、価値増大を図る。

「スマートショッピングカート」は、専用のプリペイドカードをカートに登録し、付属するスキャナーで顧客自らが商品バーコードを読み取る。そうすることで通常のレジでの商品登録、会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ませることができる。レジ待ちの時間を大幅に短縮できるだけでなく、店舗オペレーションの省力化も実現できる。顧客が売場でスキャンした商品に関連したレコメンドを、カート付属のタブレット画面に表示したり、その場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載している。全国266店舗のトライアルのうち46店舗で合計約4700台が稼働している。

「リテールAIカメラ」は、小売店での使用に特化したAIエンジンを搭載したカメラである。商品棚の監視、顧客の店内での動線分析を行うことで、発注、補充オペレーションの最適化を図れる。顧客にとっては欲しいものを欲しい時に購入できる、快適な売場づくりに寄与する。トライアル63店舗で合計約3600台を導入している。

「デジタルサイネージ」は、店舗全体もしくは売場単位で、すべての機体が同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」の演出、惣菜売場でつくりたて・揚げたて商品の品出しを知らせる「できたて動画」の配信をする。トライアル35店舗で約1100台設置している。

全国各地に店舗展開するトライアルは取り扱い商品のローカライズも進めており、今回、東海・中部エリア限定での味噌かつ丼、とんてき丼、ゆかり天むすといった惣菜商品の販売も開始する。トライアルグループ「明治屋」が手掛ける自社の惣菜ブランド「こはく本舗」は、「食のプロ」がつくったレシピをもとに店舗内で調理し、つくりたてのおいしさを提供する。

  

■スーパーセンタートライアル名古屋茶屋店
所在地/愛知県名古屋市港区秋葉2-74-1
店舗面積/4298㎡(1300坪)
取扱商品/生鮮食品、食品、弁当・惣菜、酒、日用品など
営業時間/24時間(年中無休)
駐車場/291台

関連カテゴリー

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧