まいばすけっとnews｜3/29｢仲町台駅南店｣リニューアル/トップバリュ強化型

まいばすけっと(株)(神奈川県横浜市、岩下欽哉社長)は3月29日(金)、「まいばすけっと 仲町台駅南店」をリニューアルオープンする。

店舗は横浜市営地下鉄仲町台駅南口そば。駅周囲には東急ストア、業務スーパーが出店していて、食品小売りの競合が激しい地域だ。駅反対側にはまいばすけっと仲町台店が出店している。まいばすけっとの広報では仲町台駅南店を「トップバリュ特化型店舗」と位置付けている。

3月28日(木)に記者会見した岩下欽哉社長は「生活者の価格志向が強まり、ベストプライスなどトップバリュ商品の需要が高まっている。この店はトップバリュの構成比を50％にした。新商品も投入することでM・Z世代の利用につなげたい。顧客データを蓄積して、売れ筋商品を他の店舗への横展開や、顧客の声を商品開発に生かす」と語った。トップバリュの専門店というよりはマーケティングの役割を担う店舗という位置づけだ。リニューアルによって「約10％の売上増をしたい」(岩下社長)としている。

店内の基本レイアウトは変えていないが、入り口から見た正面にプロモーションスペースを設けている。M・Z世代向けの小袋菓子「トキメクおやつ部」、ハーブ、スパイス、果実などの素材を生かした飲料「クラフテル」などの新商品を展開して変化を出す。

イオントップバリュの森真紀取締役ブランド＆コミュニケーション本部長は「この店舗に来れば、いつでも最新のトップバリュ商品に出会えるように、特別な什器を使ってアピールする。2週間から1カ月で切り替えて、M・Z世代を取り込んでいく。また、学生や仕事帰りのビジネスパーソン、若いファミリー層に向け、カップ惣菜、一人用寿司パックなど少容量の商品を増やした」と説明した。

店内は、「タイパ」「コスパ」「ココパ」(こころのパフォーマンス)などのタイトルのPOPツールを多用し。来店客のアイキャッチになる仕掛けを行っている。特に「ココパ」は今回のリニューアルオープンにあたって新たにつくった言葉だ。

特にトップバリュの構成比を高めたのは、和日配で70％を占める。冷凍食品はリーチイン換算で24枚分。既存店の約2倍のスペースを確保した。約50％がトップバリュで、特に主婦層からの支持が大きいオーガニック野菜、単身者や共働き世帯に向けにワンプレート商品を新たに品揃えした。また、岩下社長は、「値上げが続くことで、NBのポテトチップスの価格も高くなっている中で、トップバリュのポテトチップスの人気が高まっていることからトップバリュのアイテム数を増やした」
また、グミや干し梅、チョコ、野菜チップスなどの小袋菓子ではZ世代を意識した味や見た目、ネーミングの「トキメクおやつ部」シリーズの商品を充実させた。飲料では「トップバリュ クラフテル」のシーンで選べるシチュエーションドリンク「BARish」、「19 Nineteen」シリーズを揃えた。

■まいばすけっと 仲町台駅南店
所在地／神奈川県横浜市都筑区仲町台1-2-22
リニューアルオープン日／3月29日
店舗面積／約277.55㎡(84坪)