中四国物流研究会news|2025年協業の成果報告と2026年度の取り組み発表
「中四国物流研究会」は2024年4月に発足した。物流課題に対して物流を協調領域ととらえ、企業の壁を越えて協業し、改善を進めている。2026年3月からの新年度に際し、2025年度の取り組み報告と2026年度の計画について(株)イズミが発表している。
中四国物流研究会は、参加企業全体で物流課題に対する取り組みの進捗確認などを行う「全体会」と、中国エリアと四国エリアに分かれて、物流課題などに対する具体的な取り組みについて協議・検討の上、実施する「エリア部会」がある。
2025年度は中四国エリアにおける小売企業間での配送協業を中心に進めた。各企業の空車や車両への積載情報の共有を行い、配送協業に向け仮説を立案・検討し、企業の壁を越えた取り組みを引き続き進めている。具体的には三つの取り組みを進めた。
①遠隔地店舗への配送協業(DCM×ハローズ、DCM×フジ)

➁短距離店舗への配送協業(天満屋ストア×イズミ)

③戻り便を活用した配送協業(DCM×イズミ)

これら①②③の協業と2024年度に発表した 「遠隔地店舗への配送協業(イズミ×イオンリテール・フジ)」「戻り便を活用した配送協業(イオンリテール×エースワン)」の協業の結果、概算で2025年度は走行距離約10万3101km(地球約2.57 周分)、使用燃料約2万5775ℓ(ドラム缶約128本分)、CO₂排出量約63.24t(1世帯当たりの年間CO₂排出量約24世帯分)を削減している。
2026年度の計画については、主に3つのことに取り組む。
➀庫内業務の改善
メーカー・卸からの納品形態や入庫時間の見直しなどにより、生産性の向上に努める
➁配送業務の改善
メーカー・卸との協業も進め、納品物流の効率化を図る
③連携強化
異常気象や災害発生時の具体的な取り組みを検討し、参加企業間の連携を強化する
■中四国物流研究会参加企業(2026年2月時点)
2024年度からの増減はなく、引き続き、小売企業15社・物流企業3社の計18社で構成している。オブザーバーは新たに行政から3局が加わり、計5局となった。
●小売企業(五十音順)15社
イオンリテール(株)(千葉市)、(株)イズミ(広島市)、(株)エースワン(高知市)、(株)キョーエイ(徳島市)、(株)サニーマート(高知市)、
(株)大創産業(広島県東広島市)、DCM(株)(東京都)、(株)天満屋ストア(岡山市)、(株)仁科百貨店(岡山県倉敷市)、(株)ハローズ(岡山県都窪郡早島町)、(株)フジ(広島市)、(株)マルイ(岡山県津山市)、(株)みしまや(松江市)、両備ホールディングス(株)(岡山市)、社名非公表1社
●物流企業(五十音順)3社
イオングローバルSCM(株)(千葉市)、シモハナ物流(株)(広島県安芸郡坂町)、(株)ムロオ(広島県呉市)
●オブザーバー(五十音順)5局
四国運輸局、四国経済産業局、中国運輸局、中国経済産業局、中国四国農政局
