6月外食統計|全店売上高3.3%増/台風・曜日回りで客数失速も単価上昇が下支え
一般社団法人日本フードサービス協会(東京都港区、椋本充士会長)が2026年6月度の「外食産業市場動向調査」を発表した。調査事業者数は230社、店舗数は3万7231店舗で前年より1.5%増加している。
6月の外食全体の売上高は前年同月比103.3%、客数は100.8%、客単価は102.4%だった。

6月は度重なる台風の接近や、前年と比べて土日数が少ない曜日回りの影響もあり、客数が失速した。空梅雨傾向だった前年と比較して雨天が多く気温が上がらなかったこともあり、ファミリーレストランや飲酒業態を中心に客足が伸び悩んだ。一方で、普段使いのファーストフード業態などは比較的堅調に推移し、客単価の上昇と店舗増が全体の売上高を下支えした。
ファーストフード業態は、全体売上げが105.1%、客数102.2%、客単価102.8%となった。 「洋風」は引き続き期間限定商品やお買い得キャンペーンが好評だったことに加え、一部でサッカーW杯によるデリバリー需要の増加もあり105.7%となった。「和風」は夏の定番メニューや新メニューの展開に加え、前年の異物混入問題の影響が薄れたこともあり108.1%と伸びた。「麺類」は天候要因などで客数が減少したものの、低価格業態の堅調推移や客単価上昇により104.3%を確保した。
ファミリーレストラン業態の売上げは100.5%、客数98.2%、客単価102.3%。 「洋風」は低価格業態が引き続き堅調だった。天候不順と曜日回りで客数が伸び悩んだが、単価上昇に支えられて101.9%となった。「和風」は悪天候がシニア層の客足に影響し、客数が大幅減となり98.6%に落ち込んだ。
パブ・居酒屋業態の売上げは99.9%、客数99.9%、客単価100.0%。 一部のパブレストランがサッカーW杯の試合時間に合わせて営業して売上げを伸ばした。しかし全体としては台風などの影響で客数が減少した。雨天によるビアガーデンの営業縮小も重なり、前年割れとなった。
ディナーレストラン業態の売上げは103.9%、客数100.9%、客単価103.0%。 台風による団体予約のキャンセル等が発生したものの、週末の集客は比較的順調で、高単価業態や和食食べ放題業態などの堅調もあり、プラスを維持した。
喫茶業態の売上げは100.6%、客数97.7%、客単価103.0%。 雨天日の多い天候が客足に悪影響を与えたが、夏の期間限定メニューなどの投入による客単価上昇がカバーした。
