いなげや「ららぽーと立川立飛」にブルーミングブルーミーを出店

来週、2015年12月10日(木)に「三井ショッピングパークららぽーと立川立飛」がグランドオープンする。その1階核店舗として㈱いなげやが「ブルーミングブルーミーららぽーと立川立飛」店を出店する。

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東京の立川市は、いなげやの本拠地。1990年に立川駅北口に鮮魚店として開業し、市内には、本社、グループ関連事業、配送センターといなげや立川幸店、いなげや立川栄町店、エスビィ立川南口店があり、グループの拠点となっている。
その立川にららぽーとが出店するとなれば、ドミナントを築く同社としては、どうしても出店せざるを得ない。
これは、埼玉県富士見市の「ららぽーと富士見」に、地盤とするヤオコーが出店した構図と一緒。他のスーパーマーケットにドミナントを食い破られるわけにはいかないからだ。

「ブルーミングブルーミー」はいなげやの新フォーマットで、すでに、港北店、鴻巣駅前店、西武本川越ペペ店、狭山市駅店、セレオ八王子店が展開されている。立川立飛店は6店目になる。
新フォーマットのコンセプトは、「旬・鮮・質を重視したLIFE&SOCIAL MARKET」。
「『わくわく』・『楽しい』・『美味しい』商品とアットホームなおもてなしでお客様が満足と期待をしてまた行きたくなってしまうお店作り」をめざしている。無添加商品や地元の商品を強化しているのが特徴だ。

立川立飛店は、売場面積2247㎡(679坪)。

売場は4つのキーワードで特徴を出す。1つは「健康」、第2に「シニア」、第3に「ローカル」、第4に「Ready to Eat,Heat,Cook」。

惣菜・サラダのバイキング、スープバー、オリーブオイル100%で揚げた天ぷら、“おつまみデリ”、“おかずビストロ”、“らくちんデリ”など、デリ部門を強化。さらにテナント「魚力」の生ネタにこだわった海鮮寿司売場と、その場で食べられてお酒も飲めるイートインコーナーの設置(カウンター19席)は、商業施設出店ならではの試みだ。これはいい。
実際、ららぽーと富士見に出店したヤオコーでもイートインコーナーを拡充するほど、その場で買ってその場で食べたいというお客が多かった。意外なことに、ショッピングセンター内で働く人たちからの昼食ニーズも高かった。

また青果売場では同社最大規模となる地産地地消コーナー“さんさん市”の展開、精肉売場では大多摩ハムなどの地産品の品揃え、そして地元立川出身の魚力をテナント導入するなど、地域に根づいた売場づくりを志向する。

スクラッチ製法のベーカリー、石窯ピザ、ワインとメニューの提案、健康志向の商品を積極的に取り入れるなど、いずれも都市型スーパーマーケットづくりの最新トレンドを取り入れている。

 

■ブルーミングブルーミー立川立飛店概要

・所在地〒190-0015東京都立川市泉町935番地の1
 TEL042-548-1215FAX042-522-1080
・開店年月日2015年12月10日(木)
・規模 延床面積2961㎡(896坪)売場面積2247㎡(679坪)
・売上目標日商10,000千円(初年度年商約36.5億円)※魚力込み
・営業時間9時00分~22時00分
・店長鈴木芳治(すずきよしはる)
・従業員143名<社員25名パートナー社員118名(166時間/月換算)

 

商業施設への出店は高投資となる。いなげやでは日商1000万円、初年度年商約36億5000万円を見込む。この数値にはテナントの「魚力」の売上げも含まれる。

さて36億5000万円で採算が合うのかどうか。そしてその年商を稼げるのかどうか。しかし、他のスーパーマーケットが出店してきては困る。

その意味で、ディベロッパーの三井不動産こそ、したたかだ。インターネットショッピングからリアル店舗まで、胴元がもうかるという仕組みが確立されたのが、今の時代だということだ。

 

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