家電チェーンnews|6月売上高は5社前年比増/エアコン・パソコンが好調

主要家電チェーンが2025年6月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが104.7%、住建セグメントが97.9%、金融セグメントが99.3%、環境セグメントが108.1%だった。

6月度は、エアコン・パソコン・携帯電話の販売が伸長し全体をけん引した。また、Switch 2の発売を受け、ゲーム機なども好調に推移し、前期を上回る結果となった。住宅展示場・モデルハウスへの来場予約は引き続き伸長したものの、前月好調であった反動があり、前期を下回る結果となった。金融はリビングローンが好調だったが、住宅ローンの「フラット35」が市場環境の変化などの構造的な要因により売上が低迷し、前期を下回った。

5月は2店出店、3店退店、1店改装し、店舗数は951店となった。売場面積は291万1159㎡(前年同月比102.0%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が105.0%。ビックカメラ単体の全店売上高は103.6%だった。

音響映像商品は94.5%で、音響アクセサリーが堅調で、カメラがやや低調、テレビが低調だった。家庭電化商品は99.3%で、エアコンが好調だったが、冷蔵庫、洗濯機、調理家電や理美容家電がやや低調だった。情報通信機器商品は95.7%で、パソコン周辺機器やスマートフォンが堅調な一方、パソコン本体が低調だった。その他の商品は124.4%で、ゲーム、医薬品や寝具が好調、酒類が堅調な一方、玩具やスポーツ用品がやや低調、時計が低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高(全1187店)は104.6%だった。また直営455店の売上高は105.9%だった。

主要商品別売上高は、テレビが94.4%、エアコンが108.8%、冷蔵庫が100.5%、洗濯機が94.4%、パソコンが120.9%、リフォームのELS事業が89.3%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は103.9%。6月の出退店はなく、店舗数は556店となった。

主な品種別売上高は、伸び率が高い順にエアコンが123.5%、パソコン・情報機器が112.9%で、この2品種が前年を上回った。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は114.7%だった。6月の出退店はなく、店舗数は218店となった。

主要な品種別売上高は、テレビが93.4%、パソコンが112.5%、携帯電話が111.9%、エアコンが119.0%、冷蔵庫が98.7%、洗濯機・クリーナーが97.4%。

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