マツキヨココカラnews|第1Q売上高2893億円5.7%増・経常利益8.8%増
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が 2027年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~2026年6月30日の連結業績は、売上高2893億4800万円(前年同期比5.7%増)、営業利益214億8700万円(8.5%増)、経常利益228億2200万円(8.8%増)、当期純利益148億6500万円(14.9%増)と、増収増益だった。
営業利益率は7.4%、経常利益率は7.9%。

雇用・所得環境の改善を背景に国内景気は緩やかに回復したものの、中東情勢の長期化や金融市場の変動など不透明感が続き、ドラッグストア業界は異業種を含む競合の出店攻勢により商勢圏の狭小化が進む厳しい環境となった。
同社は2031年3月期のグループ経営目標達成に向け、「価値を共創し分かち合う」を基本方針に、①差別化戦略、②投資戦略、③社会貢献・還元の3本柱を推進した。
マツモトキヨシグループ事業の売上高は1838億9100万円(4.8%増)、セグメント利益は161億円(12.3%増)。1億7254万件に上る顧客接点を基盤に、店舗とアプリ・オンラインストアを融合した施策を進めるなど、差別化戦略を強化している。ドラッグストアと調剤事業の連携を深め、デジタル技術による運営効率化も図ることで、利便性向上と競争力の確保を目指した。
プライベートブランド(PB)では、「matsukiyo」誕生10周年を機に新ブランドビジョン「Go for WOW!」を掲げ、商品パッケージを刷新した。環境配慮型商品の比率向上に向けて「環境配慮型製品指針」を策定し、基準を満たした製品に独自ロゴ「FACE to EARTHマーク」を付与する取り組みを開始するなど、サステナビリティ対応を強化した。
メーカーとの共創による専売品開発も継続しており、新ブランド「SPICA (スピカ)」の展開、新シリーズ「matsukiyo メディヴェール (MEDIVEIL+)」の発売、matsukiyo LAB「サステナブルロカボライン」の新ブランド「ロカボーティエ」への刷新など、顧客データを活用した新市場開拓と既存商品のアップデートを進めている。
投資戦略では、都市圏を中心とした重点エリアへの出店強化や調剤併設化を推進。海外事業もASEANを中心に拡大しており、6月末時点の国内店舗数は1992店 (うち調剤薬局488店)、海外店舗数はタイ37店、台湾24店、ベトナム21店、香港19店、グアム1店、マレーシア3店の計105店となった。
ココカラファイングループ事業の売上高は974億5300万円(0.0%)、セグメント利益は54億3600万円(9.0%増)。国内市場での競争力強化に向け、差別化戦略や投資戦略を軸とした重点施策をマツモトキヨシグループ事業と同様に推進している。2026年度は収益性のさらなる向上を目指し、人的資本の再配置やスクラップ&ビルドを進め、事業構造の最適化を図っている。
グループ経営の効率化を進める取り組みとして、2026年4月1日付で(株)ココカラファインヘルスケアが(株)岩崎宏健堂を吸収合併した。地域密着型店舗の運営体制を集約し、経営資源の集中とシナジー創出を狙う。
6月末時点の国内店舗数は1527店となり、このうち調剤薬局は538店を占める。ヘルスケア領域の拡充が着実に進むなか、同グループは引き続き店舗網の再構築とサービス品質向上を通じて、持続的な成長を目指す。
アンドカンパニー事業の売上高は61億8100万円、セグメント利益は1200万円。新生堂薬局の強みと同社グループのノウハウ・リソースを融合させることで、ドミナントエリアにおけるシェア拡大と顧客利便性の向上を進めている。現在、プライベートブランド(PB)商品の導入に加え、システム統合や商品構成の最適化に向けた準備を進めており、事業全体のシナジー創出を図っている。
また、24月1日にはユニバーサルドラッグ(株)を子会社化し、事業基盤の強化を進めた。これらの取り組みにより、6月末時点の国内店舗数は131店となり、このうち調剤薬局は97店を占める。
