アスクルnews|第1Q売上高1123億円8.2%減・経常損失4.5億円
アスクル(株)(東京都江東区、成松岳志社長)が 2027年5月期第1四半期の決算を発表した。
2026年5月21日~8月20日の連結業績は、売上高1123億4500万円(前年同期比8.2%減)、営業損失4億1800万円(前年同期は営業利益10億5300万円)、経常損失4億5200万円(前年同期は経常利益9億3800万円)、四半期純損失5億0800万円(前年同期は四半期純利益3億4400万円)。前年の黒字から赤字に転落した。2025年10月のランサムウェア攻撃からの復旧を進めるなか、売上水準は依然として回復途上にある。

同社はランサムウェア攻撃からの早期復旧を経て、中期経営計画 (2026〜2029年) に沿い、 リテール事業の再成長と新たな価値提供領域の確立を推進。 2027年5月期を「成長再加速の起点」と位置づけ、AI活用の営業支援、物流拠点再編、固定費削減など収益構造改善を進めている。
eコマース事業は、売上高1107億円(7.9%減)、営業損失3億9300万円(前年同期は営業利益10億6400万円)。ランサムウェア攻撃前の売上水準まで回復するには至らず、また前年同期に計上した一過性費用がなくなったものの、前期に実施した売上回復を目的とする価格施策の影響により売上総利益率が低下し、減収減益となった。
eコマース事業については、従来「BtoB事業」と「BtoC事業」に区分して売上高の開示をしていたが、より経営実態に即した開示への見直しを行い、2025年5月期の第1四半期連結会計期間から「ASKUL事業」「LOHACO事業」「グループ会社・内部取引消去」の区分に変更している。「ASKUL事業」はBtoB事業、「LOHACO事業」はBtoC事業、「グループ会社・内部取引消去」は、BtoB事業とBtoC事業の両事業になる。
BtoB事業の「ASKUL事業」は、売上高798億9800万円(12.2%減)。ランサムウェア攻撃を受けてからの売上回復途上であることに加えて、前年同期の猛暑の反動により季節商材 (飲料、食品、熱中症対策商品など) が伸びず、また前第4四半期連結会計期間に中東情勢の影響による特需があったことの反動もあり、前年同期比減少となった。
BtoC事業の「LOHACO事業」は、売上高88億6200万円(12.3%減)。猛暑の影響に加え、前年同期は備蓄米の販売があったことの反動により、前年同期比減少となった。
BtoB事業とBtoC事業の「グループ会社・内部取引消去」は、売上高219億3900万円(14.6%増)。(株)アルファパーチェス、フィード(株)の売上高が堅調に推移した。
ロジスティクス事業は、売上高14億2000万円(25.7%減)、営業損失は5300万円(前年同期は営業損失3300万円)。ASKULLOGIST(株)の同社グループ外の物流業務受託の売上高は、業務受託契約の一部見直しがあったこと等により、減収減益となった。
その他は、売上高5億0900万円(5.7%)、営業利益1300万円(27.0%減)。前年同期の猛暑の反動により、嬬恋銘水(株)での飲料水の販売が主にアスクル向けで伸び悩み、減収減益となった。
