ファミマnews|残業短縮と節電のため7/16~9/15「サマータイム」導入
(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は7月16日(水)~9月15日(月)の2カ月間、「ファミマサマータイム」を実施する。サマータイムは2022年に初めて導入し、今年で4年目となる。
サマータイムの主旨は、働き方改革の一環として、日照時間が長く比較的涼しい夏場の早朝から業務を開始し、効率的に働くことによって、終業時間を早めて時間を有効に使う取り組みである。また、社内照明などの電力使用時間を短縮することで節電にもつなげる。
通常の就業時間は「9:00~17:30」だが、サマータイム期間中は「8:00~16:30」に前倒しされる。田町本社および全国で勤務する本部社員およびスーパーバイザー(SV)など、約4700名が対象となる。
2024年度の実施効果として、サマータイム実施後のアンケートで「(残業の)労働時間が減った」との回答が25.7%(2023年比で3.3ポイント増)となり、「増えた」の20.4%(同4.9ポイント減)を上回る結果となった。ほかにも、「余暇時間が増えた」「通勤ストレスが減った」という声があった。
また節電効果としては、本社の電気使用量はサマータイム期間中は猛暑などの影響により前年比では微増したものの、サマータイム期間外と比較すると増加率が抑えられた。特に、時間外の空調使用量は2023年比80%未満となるなど、社員の節電意識が高まったことから、同社では一定の効果があったとみている。