J.フロントnews|「GINZA SIX」に続き「上野フロンティアタワー」11/4開業
J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一代表取締役社長)、(株)大丸松坂屋百貨店、(株)パルコは、11月4日(土)に、御徒町駅前の松坂屋上野店南館跡地に複合商業施設「上野フロンティアタワー」を開業する。
地下1階に「松坂屋上野店」、1階から6階に「パルコ」、7階から10階に「TOHO シネマズ」が入る。高層部の12階から22階はオフィス。建物の高さは117mで、上野の新たなランドマークを目指す。
御徒町駅は、JR山手線・京浜東北線のほか、東京メトロ銀座線・日比谷線、都営地下鉄大江戸線の5路線が乗り入れており、毎日1000本以上の路線バスが運行する交通至便な地区だ。そして上野駅から御徒町に至るエリアは東京でも有数の商業地だ。
上野フロンティアタワーは地下2階地上23階、塔屋1階。
延床面積約4万1000㎡(約1万2424坪)、敷地面積は約5800㎡(約1757坪)。
1階から6階までを占めて核店舗となるパルコは、全68テナントで構成される新フォーマット「PARCO_ya(パルコヤ)」を展開する。このうち52テナントは上野御徒町エリアでは初出店となる。あわせて地元老舗11店舗も出店する。パルコの年間テナント売上高は60億円を目標としている。
「松坂屋上野店」は、2014年に改装した本館とタワーの地下1階を一体化させた展開となる。売場面積は6%増加し、2万1759㎡。
タワーフロアでは“上野を中心としたエリアの街歩きを楽しむ女性のためのフロア”をコンセプトに婦人靴売場を設置。また、観光案内所の機能を持ち、地域の情報発信や物販・イベントを行う「上野が、すき。ステーション」を開設する。
さらにタワーの開業に合わせ、一部、本館でも改装を実施し、「上野が、すき。」ギャラリーとカフェを新たに設ける。またHBCの「上野HA・NA・RE」の売場を新設する。
台東区初のシネコンとして出店するTOHOシネマズは、8スクリーン約1400席を展開する。
上野フロンティアタワーの目標来館者数は600万人を見込む。
J.フロントリテイリングでは、「上野フロンティアタワー」、隣接する「松坂屋上野店本館」、大丸松坂屋百貨店が所有する周辺店舗などの商業エリアを「シタマチ.フロント」と総称して、街の活性化と情報発信プラットフォームを目指していく。
J.フロントリテイリングは都心にある店舗資産や優良な顧客資産を活かすべく「アーバンドミナント戦略」に取り組んでいる。
その第一弾として、今年4月には、松坂屋銀座店跡地を含む2街区一体整備の再開発事業を進め、銀座エリア最大の複合施設「GINZA SIX」を開業させた。241の専門店とコト発信の新たな商業施設として業界の話題をさらった。
そして11月の「上野フロンティアタワー」。さらに2019年秋には大丸心斎橋店の新本館や新生・渋谷パルコを開業させる。百貨店再生の大きな考え方の一つが「箱型大型店」としての百貨店からの脱皮である。J.フロントがその先頭を切って走っている。
■上野フロンティアタワー概要
所在地/東京都台東区上野3-24-6
事業主/(株)大丸松坂屋百貨店
建物/地下2階、地上23階、棟屋1階
高さ/117m
敷地面積/約5800㎡(約1757坪)
延床面積/約4万1000㎡(約1万2424坪)
フロア構成/
地下1階:大丸松坂屋百貨店
1階~6階:パルコ
7階~10階:TOHOシネマズ
11階:機械室
12~22階:オフィス
検索ワード:上野フロンティアタワー J.フロントリテイリング 大丸松坂屋百貨店 パルコ