ローソンnews|4/1単発人財採用サービス「マッチボックス」を全店舗に導入

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は 4月1日(木)勤務分から、全国のローソン店舗1万3797店(2021年2月末時点)を対象に、関連会社のローソンスタッフ(株)(新潟県新潟市、佐藤洋彰社長)が提供する単発人財採用サービス「matchbox(マッチボックス)」を導入する。

全店舗への導入にあたって、2020年12月から埼玉県・千葉県・東京都の約500店舗を対象に、業務確認のための先行実験を行った。人員が不足している時間帯のシフトや急な欠勤への求人としてこのサービスが利用され、加盟店オーナーからも好評だった。利用した店舗の約9割が継続利用を希望する結果となった。

「マッチボックス」は、店舗の裁量でオンライン上に自由に求人情報を出すことができる。人財のマッチングはもちろん、雇用契約・マイナンバー・勤怠・給与計算・外国人ビザ等の管理機能がある。また、通常は勤務期間終了後の給与は月末払いとなるが、即払いが可能になる機能も含まれている。さらに、採用コストの減少、病気や欠勤等で発生する急なシフト変更への迅速な対応、労務管理に伴う人的コストの削減が可能になる。費用はローソンスタッフが一旦立替え払いを行い、ローソンの毎月の会計処理で精算する。

先行実験の結果を受けて、「マッチボックス」に「友だち登録」機能を追加した。一度勤務した勤務者と店舗の双方が登録することで、当該店舗の求人が優先的に通知される機能だ。これにより、店舗のニーズにマッチした人財の採用が可能になる。

マッチングまでの流れは以下の通り。
①就労時間の3時間前までに、店舗が求人する日時・人数・時給・条件等を登録する。
②求職者が、条件に合う店舗を選択して応募する。
③応募者の中から、店舗が勤務者を選定する。
④当該店舗で勤務する。

コンビニエンスストア業界では、以前から店舗従業員の人手不足が大きな課題となっていた。現在、店舗からの求人に対する応募は増加傾向にあるものの、病気や個人の事情による急な欠勤が発生した場合の人員手配の要望が多い。一方、最近では「子育てなどの合間に少しだけ勤務したい」 「空いた時間の副業として勤務したい」など多様な働き方の希望が増えている。

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