マツキヨココカラnews|「池袋 Part2店」がドイツ「iFデザイン賞2022」受賞

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)は、同社が展開するトレンド体験型ショップ「マツモトキヨシ 池袋 Part2店」が、ドイツのデザイン賞「iF デザインアワード 2022」を受賞したと発表した。ドラッグストア店舗としては世界初だ。

「iF デザインアワード」はデザイン振興のための国際的な組織「インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファ(iF)が1953年から主催している。国際的に権威のあるデザイン賞で、ドイツの「レッドドット・デザイン賞」、アメリカの「IDEA 賞」と並ぶ世界3大デザイン賞の一つ。

2021年度は57の国と地域から約1万1000件の応募があり、そのうち300件ほどが受賞案件として選定された。①プロダクト、②パッケージ、③コミュニケーション、④インテリア/内装建築、⑤プロフェッショナルコンセプト、⑥サービスデザイン、⑦建築、⑧User Experience、⑨User Interfaceの9つのデザイン分野で構成されている。

受賞のポイントは、同社がブランド戦略を通じて、コモディティ化していたドラッグストアのイメージを一新したこと。常設の商業施設がこの賞を受賞(インテリア/内装建築の分野)したのは、アジアでは初となる。

選定理由のコメントは、「手頃な価格の商品が幅広くそろう一方、薄利多売で差別化が難しい状況となっているドラッグストア業界の中で、情緒的価値のあるアイテムが手に入るセレクトショップのポジションに進化を遂げた」。

マツキヨココカラ&カンパニーでは、2015年からプライベートブランド「matsukiyo」の立ち上げを皮切りに、ドラッグストア「マツモトキヨシ」全体のリブランディングに取り組んできた。今回受賞した「マツモトキヨシ 池袋 Part2店」は、2019年11月、同社初のトレンド体験型ショップとしてリニューアルオープンした店舗だ。マツキヨらしい驚きや楽しさなどのブランドコンセプトを体感できる場として、エンターテインメント性あふれる新しい空間を目指している。ドラッグストアでありながら、メイクアップバーやメンズ化粧品エリア、自撮りスポット、ネイルサロンなどを楽しむことができる。

同社は、2018年に初めて「matsukiyo」のデザイントイレットロールでこの賞を受賞している。

関連カテゴリー

戦略 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧