ココカラファインnews｜AIを活用した社内Q&Aシステム｢ココカラボット｣

(株)ココカラファイン(神奈川県横浜市、塚本厚志社長)は、タケロボ社が開発したマルコシスを使って、AIを活用した社内Q&Aシステム「ココカラボット」の利用を始めた。マルコシスとは「マルチデバイスコミュニケーションシステム」。さまざまなデバイスで利用可能なAIシステムを構築できるシステム・サービス・ツール群を指す。

商品知識や店舗運営、事務手続きなどはマニュアルを整備して対応してきている企業が多い。ココカラファインでは、全国約1300店舗で日々発生する多種多様なQ&Aに迅速に対応するために、ココカラボットを導入した。

ココカラボットでは、チャット(対話)型とサーチ(検索)型の問い合わせを併用できる。頻度の高い質問はチャット型、膨大なマニュアルからの検索はサーチ型と、質問内容に合わせて使い分けることができる。またパソコン、タブレット、スマホなど多様なデバイスから利用できる。音声入力が可能なデバイスでも対応する。

さらに、Q&Aのログを取得でき、質問の傾向や店舗ごとの質問内容などを確認することができるため、回答品質の向上や業務改善の検討にも利用しやすい。AIへの追加学習が行えるため、継続的な回答精度の向上や新たなQ&Aの取り込みも可能だ。

社内用に利用を始めたが、将来的にはお客からの質問への対応といった活用も検討していく。