アマゾンnews|2万台のベンツ配達用バンを発注し配送ビジネス起業者支援

アマゾン・コムは、5日、ドイツの自動車大手ダイムラーに、メルセデス・ベンツのスプリンター・バン2万台を発注すると発表した。

同社は、増加する注文に対応するための施策として、独自の配送網拡大の強化を図っている。その一環として、個人が簡単に配送事業を始められる「デリバリー・サービス・パートナープログラム」を6月28日に開始している。

このプログラムによると、UPS、FedExなどの配送サービスに頼らずに、荷物を直接消費者に届けるための手段が増えることになる。

ビジネス・オーナー希望者は、配送ビジネスを自己資金1万ドルで始めることができ、1年間に100万ドルから450万ドルの総収入、7万5000ドルから30万ドル*の利益を得ることができる。*配達バン20台から40台を運営した場合の数字。

同社はビジネス・オーナーに対しては、車両購入の補助をしており、これが今回のバン2万台の注文につながった。当初、注文は4500台だったが、ビジネス・オーナーの希望者が多く、2万台に増やしたという。

同社のワールドワイドオペレーション担当の上級副社長であるデイブ・クラークは、「リクエストのあまりの多さに驚いています」と述べている。正確な数字は明らかにしていないが、数万件のリクエストがあったそうだ。

ビジネス・オーナーには車両補助に加えて、配達技術も提供される。アマゾンの配達では他社の配達と違って、パッケージの場所を地図上で表示するほか、留守宅に配達したパッケージの写真も顧客がチェックできるようになっている。

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