アマゾンnews|レジレス「Just Walk Out」システムを一部店舗から撤去

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)が構築するレジレス・システム「ジャスト・ウォーク・アウト(JWO=Just Walk Out)」を同社のスーパーマーケット「Amazon Fresh(アマゾン・フレッシュ)」店舗から撤去することがアメリカの複数メディアによって報じられている。アマゾンのグローサリーストア部門のトニー・ホギット上級副社長(シニア・バイス・プレジデント)がニュースサイト「The Information」のインタビューで述べたという。

今のところ、アマゾンから撤去に関する正式な発表はされていないが、顧客からのフィードバックなどを元に決断がなされたという。顧客からの意見としては「チェックアウトをしなくていいのは便利」という声がある一方で、「ディスプレイ付きのダッシュ・カートのほうが近くにある特売品やカート内商品の小計が一目でわかる」ため、人気だった。

「アマゾン・フレッシュ」以外の「Amazon GO(アマゾン・ゴー)」や、JWO技術を導入している外部企業の空港や球場、病院の売店などにあるレジレス店舗約130店には影響しない。

アマゾン・フレッシュは現在、40店舗以上を展開していて、そのうち27店舗でJWOが使われている。今後はダッシュ・カートやセルフ・レジを導入し、顧客の利便性の向上を図る。

なお、イギリスにある小型のアマゾン・フレッシュ・ストアでは引き続き、JWOが利用できるそうだ。

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