Amazon news|時給22ドルに引き上げ/福利厚生に「Prime」を追加

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は9月18日(水)、フルフィルメント・センターおよび輸送ネットワークの最前線で働く時間給従業員の給与と福利厚生に、22億ドル以上の投資を行うことを発表した。

アマゾンは2018年11月、時給を連邦最低賃金の2倍以上となる15ドルに引き上げた。それ以降も毎年、給与を引き上げ続けてきた。さらに今月からは、従業員の平均基本時給を22ドル以上、福利厚生などを含めると平均29ドル以上とする。これは週40時間勤務のフルタイム従業員の場合、年間で平均3000ドルの昇給となる。

福利厚生面でも、アマゾンは業界でも最高水準のパッケージを提供してきた。これには入社初日から受けられる医療保険、歯科保険、確定拠出年金プログラム「401(k)」、フレックス勤務、大学授業料の前払いなどが含まれる。

また福利厚生パッケージの一つである教育プログラム「キャリア・チョイス」はこれまで、受講資格を得るには入社から90日経過する必要があった。しかし、従業員からの「数カ月待つのは嫌だ」というフィードバックに基づいて、今後は入社初日からクラスに登録できるように変更する。

さらに来年初めから、「Prime」会員資格が福利厚生の一部となる。時間給従業員は追加料金なしで、Amazonチームの一員である限り、プライムの各種サービスを享受することができるようになる。

 

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