コンビニnews|1月既存店ファミマ2.9%増・ローソン2.2%増・セブン0.9%増

コンビニ大手3社の1月の国内業績が出揃った。既存店売上高はセブン-イレブンが100.9%、ファミリーマートが102.9%、ローソンが102.2%だった。

セブン-イレブン既存店は客数が100.0%、客単価100.9%となり、売上高は100.9%と前年を0.9ポイント上回った。1 月は、まん延防止等重点措置が全国各地で適用されたことで、再び制限がかかる状況となったものの、中旬以降全国で展開した「北海道フェア」や、販売促進キャンペーンの好調を背景に、既存店売上げおよび客数、客単価は前年を上回った。全店売上高は101.9%。1月末の店舗数は2万1115店。

「北海道フェア」では、北海道の味わいを楽しめる商品を展開し、北海道産生たらこおむすび」「ぶたはげ監修 炭火豚焼き丼函館星龍軒監修 塩ラーメンなど。幅広いカテゴリーで支持を集め、売上げ全体を押し上げた。また、在宅ニーズが高まるなか「ななチキ」などの揚げ物惣菜が好調だった。順次販売エリアを拡大している「お店で揚げたカレーパン」も販売が伸長し売上げを牽引した。

ファミリーマート既存店は客数が101.8%、客単価が101.0%で、売上高102.9%。全1万5652店舗の売上高は102.9%。

冷凍食品や日用品といったコロナ禍に対応した商品や、バタービスケットなどの定番商品を強化したことにより、既存店売上高、客数、客単価とも、前年を上回る実績となった。売上高は5カ月連続で前年を上回り、売上回復が顕著に出た。ファミペイアプリを通じた大型クーポン配布や、横断カテゴリー型のいちご商品フェアが、客数・客単価を押し上げた。中食は昨年4月以降連続して前年を超える売上実績を達成している。

ローソンの国内既存店は客数が100.4%、客単価が101.8%となり売上高は102.2%。「ローソン」「ナチュラルローソン」全店では107.2%。1月末日のローソングループ国内総店舗数1万4728店で、そのうちナチュラルローソンは136店、ローソンストア100は669店。

冷凍食品は素材や惣菜といったストックニーズに対応する商品に加え、冷凍デザート、冷凍ベーカリーの販売が好調で、引き続き売上げが伸長した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、新商品の「肉野菜丼(味噌豚)」「豚肉と彩り野菜の黒酢あえ弁当」、定番商品の「三元豚の厚切りロースカツサンド」「三元豚の厚切りロースソースカツ丼」の販売が好調だった。米飯は、「これが弁当」をはじめとしたチルド弁当やおにぎりが販売を牽引した。デザートは「生ガトーショコラ」が累計販売数が1000万個を超え引き続き好調。なお、たばこは既存店売上高前年比を1.5%程度押し上げる要因となっている。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧