コンビニnews | 8月既存店セブン4.7%増、ファミマ4.9%増、ローソン5.0%増
コンビニ大手3社の8月度業績が発表された。既存店前年比はセブン-イレブン104.7%、ファミリーマート104.9%、ローソン105.0%と3社とも前年越えとなった。
(株)セブン-イレブン・ジャパンの既存店売上高は104.7%、客数101.1%、客単価103.6%。
既存店売上高は今期(2022年3月以降)に入って、最も高い伸び率となった。客単価は15カ月連続で前年同月越えとなった。全店売上高は前年比105.1%。
8月はセブンプレミアム15周年として、2個買うと30円引き(プレミアムゴールドは50円引き)の価格訴求キャンペーンを16日から31日まで実施。TVCMも行うなど訴求強化を行った。
また、全国各地の優良食材を使用した地域限定の商品開発を継続。8月は香川県産おくらやアスパラを使ったサラダや冷やしそばを四国内の店舗で発売するなど地産地消を取り入れたファストフード強化を行った。
国内総店舗数は2万1240店
(株)ファミリーマートの既存店売上高104.9%、客数が103.7%、客単価101.2%となり、先月に続き、主要3指標すべてで前年を上回った。
既存店売上高は12カ月連続の前年越え。客数も上期を通じて毎月連続で前年を上回った。全店売上げは104.4%。
8月は昨年も好評だった人気商品の「お値段そのまま!! 40%増量作戦」や、「ファミペイ」3周年記念キャンペーンなどの各企画が客数伸長につながった。
とくに中食売上は17カ月連続で前年を上回り、人気商品をリニューアルした「肉弁当 四天王」シリーズや、人気ブランドとコラボしたフラッペの新商品が売上伸長に貢献した。
国内総店舗数は1万6562店(エリアフランチャイズ含む)
(株)ローソンの国内事業(ローソンとナチュラルローソン)の既存店売上高は105.0%、客数102.7%、客単価102.3%となった。全店売上げでは107.4%。
8月は、アウトドアスパイスほりにし監修の「からあげクン ほりにし」などカウンターFFが売上げを牽引。米飯は、飲料の無料券キャンペーンなどの施策が奏功し、おにぎり全般の販売が好調。
また、店内調理サービス「まちかど厨房」は、エリア限定のご当地メシなどが売上を牽引。調理パンは、期間限定で具材増量のサンドイッチや、専門店監修サンドイッチなどが好調。
また、たばこは既存店売上高を前年比1.5%程度押し上げる要因となった。
国内総店舗数は1万4655店(ローソン1万3854店、ナチュラルローソン133店、ローソンストア100は668店)。