コンビニnews|2月既存店セブン3.9%増・ファミマ4.8%増・ローソン8.4%増

大手コンビニチェーン3社の2023年2月度業績が発表された。

既存店売上高前年比はセブン-イレブンが103.9%、ファミリーマートが104.8%、ローソンが108.4%と、3社とも前年をクリアした。

セブン-イレブンの既存店の客数は103.2%、客単価は100.7%。全店売上高は前年比104.8%。2月末の国内総店舗数は2万1252店。既存店売上高は12カ月連続で前年越えとなった。

2月は継続してフェアを展開した。イトーヨーカ堂との合同販促第3弾の「中華フェア」や「東北を食べて元気に」などの地域限定フェアなどの企画商品が堅調だった。セブン‐イレブンアプリを通じたクーポン販促が奏功した。また、順次セブン‐イレブンでの取り扱いを拡大している、イトーヨーカドーが展開してきた冷凍食品シリーズ「EASE UP(イーズ アップ)」の販売が好調。

セブン‐イレブンのオリジナルFFの製造メーカーによる知見を加え、更に改良を加えた商品として、利便性の高い個食タイプの主食ニーズに対応し、販売を伸ばしている。

ファミリーマートは、既存店日商104.8%、客数104.1%、客単価100.7%と主要3指標すべてで前年を上回った。全店売上高は104.6%。2月末の国内総店舗数は1万6533店。既存店日商は2021年9月以降18カ月連続で前年を上回り、2019年度同月対比でも2022年10月以降5か月連続で上回った。

プリングルスとのコラボ商品が好評だったことに加え、2月22日の「猫の日」に合わせ猫をモチーフにしたオリジナル商品を多数販売した「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」キャンペーンが、メディアやSNS等で話題となり、売上げと客数を牽引し貢献した。

カウンターFFではポテトチップの人気ブランドとコラボしたファミチキとクリスピーチキンの新商品が、テレビCMの効果もあり販売が伸長した。注目映画とタイアップしたファミマカフェのオリジナルデザインカップの提供など話題性を集める販促効果もあり、カウンターFFカテゴリー全体で、売上げが前年を大きく上回った。

ローソンの国内ローソン事業(ローソンおよびナチュラルローソン)は、既存店売上高前年比(チケット・ギフトカード等除く)108.4%、平均客数前年比108.4%、平均客単価前年比100.0%。2月末日のローソングループ国内総店舗数1万4631店。全店売上高前年比111.8%。2月は、1月下旬から販売したゴディバコラボのスイーツやベーカリーが好調だった。また、「盛りすぎチャレンジ」として、おにぎり、調理麺、パンなどの価格据え置き増量商品の展開や全国7エリア別の「ご当地からあげクン」が好評だった。

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