家電チェーンnews|12月売上高は各社前年比増/エアコン販売が好調

主要家電チェーンが2024年12月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが102.8%、住建セグメントが119.9%、金融セグメントが104.8%、環境セグメントが121.4%だった。
12月度は、前年と比べ土曜日が1日少ない暦の影響があった。また前年は4月から大型店を中心とした出店が続いており、出店・売上ハードルが高かった一方で、今年は冬物商品(季節家電、冬物のインテリア・生活雑貨)が好調に推移した。このほか、法改正前の駆け込み需要のあった携帯電話は反動減が予想されたが、今年も電気通信事業法改正前の駆け込みあり携帯電話が伸長し、前期を上回る結果となった。

12月は出退店はなく、店舗数は11月と変わらず958店舖。売場面積は288万1736㎡(前年同月比2万5394㎡増)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の月次売上高は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が106.9%。ビックカメラ単体の全店売上高は107.9%だった。

音響映像商品は110.9%で、カメラや音響アクセサリーが好調、テレビが堅調だった。家庭電化商品は112.3%で、エアコンや理美容家電が好調、冷蔵庫、洗濯機や調理家電が堅調だった。情報通信機器商品は110.0%で、パソコン本体やパソコン周辺機器が好調で、スマートフォンがやや低調だった。その他の商品は98.9%で、医薬品や寝具が好調、時計、スポーツ用品や酒類が堅調。一方、玩具がやや低調、ゲームが低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高は、全1202店の売上高は102.3%だった。また直営の456店の売上高は102.4%だった。

主要商品別売上高は、テレビが94.1%、エアコンが112.4%、冷蔵庫が99.3%、洗濯機が101.3%、パソコンが101.2%、リフォームのELS事業が94.5%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は105.8%。12月は1店出店し1店退店で、店舗数は560店となった。

主な品種別売上高は、伸び率が高い順にエアコンが115.7%、理美容・健康器具が108.5%、調理家電が106.4%、洗濯機が105.5%、クリーナー が104.4%、テレビが102.5%、パソコン・情報機器が101.7%、冷蔵庫が101.3%となり、全カテゴリーが前年を上回った。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は107.5%で3カ月ぶりにプラスに転向した。12月の出退店はなく、店舗数は11月と変わらず219店。

主要な品種別売上高は、テレビが107.1%、パソコンが109.8%、携帯電話が107.9%、エアコンが128.7%、冷蔵庫が113.1%、洗濯機・クリーナーが113.2%。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧