家電チェーンnews|11月売上高は5社前年比増/パソコン・情報機器が好調

主要家電チェーンが2025年11月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会長兼CEO)の11月売上高(前年比)は、デンキセグメントが106.3%、住建セグメントが115.5%、金融セグメントが 96.6%、環境セグメントが 111.7%だった。

デンキセグメントは、店舗開発・改革の推進に伴い、「LABI仙台」などの大型店舗を含む退店が発生したことから、ヤマダデンキ全店の売上高に対して約2%弱の減少影響があった。パソコン・携帯電話・ゲーム機は継続して好調に推移した。また、家具・インテリア、リフォームも大きく伸長し、前期を上回る実績となった。住建セグメントは、営業活動および販売促進活動を強化した結果、注文住宅・分譲住宅ともに伸長し、前期を大きく上回る結果となった。

金融セグメントは、ヤマダデンキのリフォーム事業と連携したリビングローンは好調に推移したが、金利上昇によりNEOBANK住宅ローンの変動金利商品の実行件数が減少し、前期を下回る結果となった。なお一方で、フラット35は固定金利商品の需要拡大に伴って、申込み件数が前年対比で伸長している。

店舗数は945店。売場面積は294万3740㎡(前年比102.1%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の11月売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が109.7%。ビックカメラ単体の全店売上高は109.5%だった。

音響映像商品は106.6%。カメラや音響アクセサリーが好調な一方、テレビがやや低調だった。家庭電化商品は105.9%。エアコンが好調で、冷蔵庫、洗濯機、調理家電や理美容家電が堅調だった。情報通信機器商品は100.0%。パソコン周辺機器やスマートフォンが堅調だった。一方、パソコン本体がやや低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の11月売上高(全店の前年比)は 107.7%だった。また直営店の売上高は108.8%だった。

主要商品別売上高(前年比)は、テレビが 103.8%、エアコンが114.1%、冷蔵庫が 90.8%、洗濯機が104.6%、パソコンが120.8%、リフォームのELS事業が 100.1%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、吉原祐二社長)の11月のグループ売上高(前年比)は104.1%。11月は出退店はなく、店舗数は557店。

主な品種別売上高(前年比)で最も伸び率が高かったのがパソコン・情報機器の120.9%。次いで前年を上回ったのがクリーナー115.9%、テレビ111.3%、エアコン108.4%、調理家電107.6%、洗濯機105.8%、理美容・健康器具102.6%。

上新電機(株)(大阪市浪速区、高橋徹也社長)のグループ売上高(前年比)は121.9%だった。11月は出退店はなく、店舗数は220店。

主要な品種別売上高(前年比)は、テレビが112.6%、パソコンが124.0%、携帯電話が123.9%、エアコンが121.8%、冷蔵庫が99.6%、洗濯機・クリーナーが113.1%。

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