サツドラnews|産学連携「未来大AIマース」12/12函館市で運行開始
サツドラホールディングス(株)(北海道札幌市東区、富山浩樹社長兼CEO)は、12月12日(月)から北海道函館市赤川・美原を中心としたエリアでAIオンデマンド型運行をおこなう「未来大AIマース(MaaS)」の実証運行に参画する。
MaaS(マース:Mobility as a Service)とは、地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスだ。
今回の実証運行は、公立はこだて未来大学の学生、教職員、来訪者の通学や、函館市赤川・美原エリアの住民を対象とした買物等における生活交通の利便性向上と商業施設への収益の影響調査、定時定路線バス運行からオンデマンド型運行へのシフトの可能性を調査目的としている。
今回の取り組みに参画しているのは、はこだて未来大の教員や研究機関、大学発ベンチャー企業をはじめ、地域の公共交通事業者、交通情報提供サービス事業者、自動車販売業者、そして地域でドラッグストアを展開するサツドラホールディングスなど。それぞれの実績に基づく知見と強みとする機能を持ち寄り、地域の交通利便性向上へ貢献することを企図する。
今回の取り組みは、公益財団法人 北海道科学技術総合振興センターの「令和4年度 チャレンジフィールド北海道事業」の採択を受け実施するもので、その事業目的の通りスマートスピーカーやスマートフォン、タブレット等のIoTを活用した配車予約方法を提供するなど、先進技術を活用する。これまでのようにオペレーターを配備しての電話予約に頼らない、低コストで持続可能なオンデマンド交通運行の実現性も探っていく。
運行期間は2022年12月12日(月)~ 2023年2月1日(水)。平日のみ、12月29日~1月3日は運休、計33日間の運行となる。運行時間は10:00~16:00。料金は無料。