イオンnews|「陸自中部方面隊」と「大規模災害時の連携強化」の協定を締結
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は3月14日(火)、陸上自衛隊中部方面隊と、大規模な自然災害時における被災者の迅速な救援及び復旧等に連携・協力して対応することなどを目的に、「大規模災害時等の連携強化に係る協定」を締結した。
協定の内容は主に5項目となっている。
・災害に関する情報の共有
・災害対応時に必要な店舗敷地などの活用
・災害対応時に必要な資機材などの確保
・災害対応の向上のための意見交換・会議などへの相互参加
・防災訓練への参加・協力
陸自中部方面隊は陸上自衛隊の中で、東海・北陸・近畿・中国・四国の 2府19県の防衛・警備・災害派遣などを実施している。
イオンは自衛隊との協力関係では、東日本大震災において、水や食料、毛布などの緊急支援物資の運搬協力要請や、イオン気仙沼店など被災エリアの店舗駐車場を復旧・復興のための工作車両の基地として提供した。
2012年6月には、小売業として初めて、陸上自衛隊補給統制本部との間で「大規模 災害時における物資の供給要請に関する協定」を締結し、陸上自衛隊からの物資供給の 協力要請に対応できる体制を整えてきた。
その後も、2016年4月の熊本地震の際は、資機材を空港から被災地の避難所へ陸上自衛隊が運搬した。また、2019年10月の東日本台風の際には、内閣府からの要請による支援物資を、孤立地域に陸上自衛隊と協力し届けてきた。平時でも、イオンの商業施設を使った大規模な防災訓練に参加協力を行っている。