H2Onews|「食品廃棄ゼロエリアプロジェクト」第3弾スタート
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング(大阪市北区、荒木直也社長)は、7月から「地域とともに実現する食品廃棄ゼロエリアプロジェクト2024」を始動させる。
産官学にわたるパートナーとともに、兵庫県川西市、兵庫県宝塚市、大阪市・梅田などのエリアにおいて、食品廃棄ゼロの実現と生活者の機運醸成を掛け合わせ、食品廃棄ゼロエリアの創出を目指す。このプロジェクトは、2024年6月28日に、環境省による公募「令和6年度 食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」における食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業に、3年連続で採択されている。
2022年度、2023年度を通じて推進してきた食品廃棄ゼロエリアの取り組みを広げ、このプロジェクトの継続と発展を目指し、シンポジウムの実施や推進に携わる関係者の拡大に取り組む。生活者参加型の取り組みとしては、「フードロスゼロチャレンジデイズ」と「グッド! ネイバー! ミーティング !」を川西市や宝塚市を中心に実施している。
•「フードロスゼロチャレンジデイズ」
特製バッグを用い、コンポスト(家庭の生ごみを活用した堆肥)づくりに生活者が各家庭で一斉に取り組む。できた堆肥を地域の誰もが気軽に立ち寄れる「オープンで見える場所」で活用し、街への愛着や参加者の一体感を醸成し、生活者の行動変容を目指す。2022年から5回実施し260世帯が参加、1トンを超える生ゴミを堆肥という資源に変えてきた。今後は、川西市周辺エリアでの取り組みをさらに深めるとともに、宝塚市や大阪市・梅田へと展開エリアの拡大を図る。
•「グッド! ネイバー! ミーティング!」
家庭で持て余している食材を持ち寄り、即興で調理を行う「サルベージ・パーティ®」を中心とする参加型イベント。フードロスを知り、自分にできることを発見する場として、参加者自身が日々の購買行動や食品との向き合い方を変える機会づくりを行っている。2023年から5回実施し、のべ120名以上の参加者とフードロスについて考え、実践している。