イオンnews｜陸上自衛隊東部方面隊と連携強化の協定/大規模災害時に協力

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は8月20日(火)、陸上自衛隊東部方面隊と、「大規模災害時等の連携強化に関する協定」を締結した。

大規模な自然災害時における被災者の迅速な救援および復旧等に連携・協力して対応することなどを目的にしたもの。

この協定により、両者は災害の発生が予想される場合、速やかに行動ができるよう必要な情報交換を行い、大規模な震災、災害等が発生している場合には自治体の要請に基づき、迅速な救援・復旧に必要な協力を実施する。

また、平時では、災害発生時等に適切な対応ができるように必要な事項を明らかにし、災害に関する情報の共有や防災訓練への協力、防災に関する会議への参加などを行う。

協定の内容は主に以下の5項目となる。
① 災害に関する情報の共有
② 災害対応時に必要な店舗敷地などの活用
③ 災害対応時に必要な資機材などの確保
④ 災害対応の向上のための意見交換・会議などへの相互参加
⑤ 防災訓練への参加・協力

陸上自衛隊東部方面隊は首都圏・関東・甲信越地方および静岡県を含む１都10県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県・新潟県・長野県・山梨県・静岡県)の防衛警備や首都直下型地震を含む災害などにいち早く対応する役割を担っている。

イオンは有事の際、社会インフラの役割を果たすために、今までも巨大地震や津波を想定した大規模な防災訓練を継続的に実施するなど、事業継続に備える取り組みを積極的に進めている。また、「イオンBCM(事業継続マネジメント)プロジェクト」では、「情報インフラの整備」「施設における安全・安心対策の強化」「サプライチェーンの強化」「事業継続向上に向けた訓練」「外部連携の強化とシステム」の５つを重点分野として継続的に取り組んでいて、今回の協定締結は、「外部連携の強化」の一環となる。