アクシアルnews|23年3月期年商2549億円3.5%増・経常109億円3.1%増

アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)が2023年3月期の本決算を発表した。4月1日~3月31日の業績は、売上高2549億6600万円(対前期増減率3.5%増)、営業利益104億4300万円(1.3%増)、経常利益109億4000万円(3.1%増)、当期純利益63億5600万円(10.2%減)だった。

営業利益率4.1%(4.2%)、経常利益率4.3%(4.3%)。( )は前年数値。

アクシアルリテイリングは、新潟県を中心とする(株)原信、(株)ナルス、群馬県を中心とする(株)フレッセイのスーパーマーケット3社で構成される。

既存店売上高は101.2%増、来店客数0.3%増、客単価1.0%増、買上げ点数1.6%減、一品単価3.4%増。

主な部門別売上高・構成比は生鮮食品1163億0300万円・44.8%(増減率3.7%増)、一般食品1238億9800万円・47.7%(3.3%増)、住居77億8100万円・3.0%(1.9%増)、その他61億2400万円・2.4%(3.2%増)。

期中、新規出店による店舗数増加。梅雨明けが早かったことによる気温上昇や行動制限の緩和による人流の回復から売上高は過去最高となった。値上げの抑制による売上総利益率の微減、電気料金や資材の値上げなどの営業費用の増加があったが、部門横断型で適正利益の確保に取り組んだことその他費用削減の施策を講じたことで増益を確保した。

その他、施策として、Eコマースでは、原信が3店舗でネットスーパーを展開している。うち1店舗では機能強化を行った。フレッセイでは群馬県全域を対象に1店舗でネットスーパーを新規開始した。その他、原信が南万代店がオンラインデリバリー「Uber Eats」の活用を新潟県内のスーパーマーケットとして初めて取り組んだ。

出退店ではフレッセイが朝日町店(4月)、朝倉店(10月)を新設、館林美園店(12月)の建て替えを実施した。原信が安曇野店(5月)を新設した。退店ではフレッセイが沼田ビバタウン店(9月)、富士見店(11月)、広瀬店(1月)を閉鎖した。境町店(3月)を移転に備え、閉鎖した。原信は白根店(2月)を建て替えのため一時閉鎖した。3月末の店舗数は原信67店舗(前期比1店舗増)、ナルス13店舗(増減なし)、フレッセイ49店舗(1店舗減)となり、グループ全体では129店舗となった。

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