ゼビオnews|第1Q売上高643億円1.3%減・経常利益32.4%減の減収減益

ゼビオホールディングス(株)(福島県郡山市、諸橋友良社長)が2026年3月期の第1四半期決算を発表した。

4月1日~6月30日の連結業績は、売上高643億0800万円(前年同期比1.3%減)、 営業利益28億4800万円(26.1%減)、経常利益29億2500万円(32.4%減)、四半期純利益2億8800万円(89.6%減)と、減収減益となった。

営業利益率は4.4%、経常利益率は4.5%。

ゼビオグループは「こころを動かすスポーツ。」「スポーツの国をつくろう。」というステートメントのもと、構造改革の継続と重点施策の推進に取り組んできた。しかしながら、インバウンド需要の一巡により訪日外国人による購買が減少したほか、天候不順の影響により、季節商品の売上げが想定を下回った。さらに、物価上昇を背景とした消費行動の鈍化により、売上げの回復は限定的なものとなった。加えて、1人当たり人件費の上昇、新規出店やシステム投資に伴う賃料・減価償却費の増加が販管費の増大を招き、売上総利益の減少と営業利益の圧迫につながった。

6月2日には「ゼビオアリーナ仙台」の仙台市への引き渡しが完了し、これに伴う固定資産処分損23億2500万円を特別損失として計上した。

ゴルフ部門の売上高は、前年同期比3.8%の減少。インバウンド需要の鈍化に伴い客数・客単価が減少した。一般競技スポーツ・シューズ部門の売上高は、前年同期比2.7%の増加。マラソンを中心とした運動需要の高まりを背景に、ランニングシューズが堅調に推移し、前年を上回った。スポーツアパレル部門の売上高は、前年同期比0.6%の減少。気温上昇の遅れにより夏物商材の販売時期が後ろ倒しとなり、低調に推移した。アウトドア・その他部門の売上高は、前年同期比4.9%の減少。キャンプ市場の縮小を要因に低調に推移した。

当第1四半期連結累計期間に18店舗を出店し、14店舗を閉店した。6月末時点の総店舗数は891店。

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