トーホーnews|「トーホーストア」(34店舗)をコノミヤに譲渡

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業務用食品卸の(株)トーホー(兵庫県神戸市、古賀裕之社長)はスーパーマーケットを運営する子会社(株)トーホーストア(兵庫県神戸市、橋本博文社長)の全株式を(株)コノミヤ(大阪市、芋縄隆史社長)に譲渡すると発表した。
10月31日にトーホーの取締役会で決議、11月1日に基本合意書が締結された。

トーホーストアは1963年、神戸市に初出店。兵庫県南部を中心に最盛期の80年代後半には69店舗を展開して、業務用食品卸と並ぶ事業の柱だった。

だが、近年は競争激化の影響から事業規模が縮小、現在の店舗数は34店舗、2022年1月期のグループ内売上構成比は9.3%に低下している。

同期の売上高は175億円、営業損益は3億7900万円の赤字、最終損益は5億4400万円の赤字だった。

コノミヤは関西や中部地区を中心に約100店舗のスーパーマーケット展開、2015年にはグループ売上高1000億円を突破、2020年には奈良県のスーパーおくやま(6店舗)と岐阜県のトミダヤ(15店舗)を買収するなど、M&A(合併・買収)による業容拡大を進めている。

トーホーでは、「従業員の雇用の維持、店舗の存続、トーホーストアの再生を実現できる先としてコノミヤに株式を譲渡することが最善であると判断した」としている。株式の譲渡日は2023年2月以降、3月末までを予定していて、譲渡価額は未定。

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