ライフnews|北陸のアルビス(年商1010億円、68店)にTOB実施
(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都品川区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)は9月8日(火)、アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)に対して、公開買付け(TOB)の開始を発表した。期間は9月9日(水)〜11月10日(火)の40営業日。アルビス取締役会はTOBに賛同し、株主に応募を推奨している。

アルビスは北陸三県、愛知県、岐阜県に68店舗のスーパーマーケットを展開している。2026年3月期で営業収益1009億5200万円(対前年増減率2.8%増)、営業利益21億5500万円(4.5%増)、経常利益24億1700万円(7.2%減)。
今回のTOBはアルビス株式の非公開化を目的としたもので、ライフは買付予定数の上限を設けず、下限を417万1200株(所有割合49.92%)に設定。応募が下限に満たない場合は買付けを行わない。つまり、少数株主を強制的に排除することで経営権の集中を図るスクイーズアウトを成立させるため。必要な議決権数を確保する水準としている。
買付価格は1株3780円。これは9月4日の東京証券取引所プライム市場におけるアルビス株式の終値2521円に対して49.94%、同日までの過去1カ月間の終値単純平均値2516円に対して50.24%、過去3カ月間の終値単純平均値2516円に対して50.24%、過去6カ月間の終値単純平均値2529 円に対して49.47%のプレミアムを加えた価格となっている。

なお、TOB開始前時点でアルビスの筆頭株主は三菱商事(16.62%所有)となっている。不応募合意株主として、今回の買い付けに応募しない。
ライフは中期経営計画では「売上高1兆円・店舗数400店」を掲げ、M&Aを成長戦略の柱に位置づけている。アルビスの拠点である北陸・中京エリアと、ライフの首都圏・近畿圏とは地理的な重複がなく、両社の店舗網およびエリア戦略を一体的に運営し、商圏特性に応じた最適な事業フォーマットの展開余地が広がる。また、今後の中京エリアへの出店機会追求と今後のM&A実行に関する知見や実行体制の構築につなげる。
一方、アルビスは自社の惣菜・精肉・海産物加工などの製造機能に加えて、ライフの商品開発力およびプライベートブランド(PB)の商品群の活用により、商品力の向上を図る。商品・消耗品・資材などの共同仕入・調達やライフの顧客データ活用に基づく販促ノウハウやシステムの蓄積を図る。
