イオン傘下の光洋が来春、旧ピーコックストア吸収、関西で81店1000億円

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㈱光洋とイオンマーケット㈱は、12月17日開催の両社取締役会において、京阪神地区で展開するイオンマーケットの23店舗について、2016年3月1日(火)に光洋に承継することを基本合意を締結した。

光洋は大阪を地盤にしたスーパーマーケット企業で、2007年にイオンの連結子会社となった。2008年にはマックスバリュ15店舗を承継。その後も積極的な出店により店舗網を広げ、現在、京阪神地区でスーパーマーケット58店を運営する。来年3月には、23店舗を加え、81店舗・売上高1000億円企業となる。

一方、イオンマーケットはJ.フロント リテイリングの傘下だった旧ピーコックストアのこと。2013年4月にイオンに株式譲渡され、商号をイオンマーケットに変更。現在、首都圏と関西地区でピーコックストア及びPマートを展開する。

 

生鮮やデリカ部門に高いノウハウをもつ光洋と、輸入食品や付加価値の高い商品の品揃えに特長を持つイオンマーケットのそれぞれの強みを融合させ、京阪神地区でのスーパーマーケット事業の基盤強化を図ろうというのが狙い。逆にイオンマーケットは、首都圏に経営資源を集中させ、高付加価値商品と生鮮・デリを強化した都市型店舗フォーマットの改革を進める。

 

イオンの岡田元也社長は今年「イオンの中核業態はGMSではなく、スーパーマーケットだ」と発言している。イオンは、「ベストローカル」を目指し、各地域にスーパーマーケット事業会社を配置し、強固な事業基盤体制づくりに取り組むべく、スーパーマーケット事業の再編を急ぐ。

光洋、イオンマーケットの概要は下記のとおり。

.株式会社光洋の概要

(1)商号 株式会社光洋(屋号:KOHYO他)
(2)代表者 代表取締役社長 平田 炎
(3)本社所在地 大阪市西区北堀江3丁目12番23号三木産業ビル
(4)設立年月日 1973年1月
(5)主な事業の内容 食料品及び日用雑貨品等の小売販売
(6)決算期 2月末日
(7)従業員数 925名(2015年2月現在)
(8)店舗数 57店舗(2015年5月現在)
(9)資本金 197百万円
(10)直近営業収益 87,439百万円(2015年2月期)

イオンマーケット株式会社の概要

(1)商号 イオンマーケット株式会社(屋号:ピーコックストア他)
(2)代表者 代表取締役社 長豊田 靖彦
(3)本社所在地 東京都杉並区阿佐谷南1丁目32番10号
(4)設立年月日 1951年4月
(5)主な事業の内容 物品小売業
(6)決算期 2月末日
(7)従業員数 631名(2015年2月現在)
(8)店舗数 72店舗(2015年5月現在)
(9)資本金 3,550百万円
(10)直近営業収益 63,903百万円(2015年2月期)

 

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