良品計画news|十日町市松代地区の飯用米を使った日本酒を限定発売
(株)良品計画(東京都豊島区、松﨑曉社長)は、新潟県十日町市の松代地区で生産された米で醸造した日本酒を 4月29日(木)から数量限定で販売している。商品は、「新潟県十日町市松乃井酒造場 日本酒 純米無濾過原酒」で720ml詰税込価格1800円。
無印良品の限定9店舗、十日町市内の酒販店、無印良品ネットストア「諸国良品」で販売中だ。
十日町市松代地区は「星峠の棚田」をはじめとした日本有数の棚田が広がる地域だが、急斜面にある狭い耕作地が多いため、農機を入れることができない。農作業は人の手に頼るしかないが、高齢化によって生産者が減少していて、水田の維持が課題となっている。
良品計画はこの地でため、松代地区の棚田で生産された飯用米を使った日本酒を企画・販売することで稲作を続ける生産者を支援する。すでに同社では2016年から千葉県鴨川市で生産された飯用米を使った日本酒を販売している。そのなかで培ってきた地域資源を活用した商品の開発や地域産品の販路拡大の経験を活かして商品化した。
松代地区の棚田は、「大地の芸術祭」(運営:特定非営利活動法人越後妻有里山協働機構、新潟県十日町市/北川フラム理事長 )が取り組むプロジェクトの一つ「まつだい棚田バンク」によって耕作、維持されている。良品計画は、2020年9月に十日町市と連携協定を締結し、「地域おこし企業人」を派遣している。