西友news|上福岡店・大森店での店内植物工場(ミズナ・カラシナ販売)を強化

合同会社西友(東京都北区、大久保恒夫社長兼CEO)は、植物工場の運営を手掛けるLEAFRU社と提携して2020年2月に上福岡店(埼玉県ふじみ野市)、2021年3月に大森店(東京都品川区)で、店内植物工場を導入し、水耕栽培で育てたグリーンリーフレタスを販売してきた。


ミズナ(上段)カラシナ(下段)〉

上福岡店は2020年2月に西友で初めて店内植物工場を導入し、グリーンリーフレタスの販売を開始した。リピート客も増えるなか、近隣店舗も含めたニーズの増加に応えるため2021年7月に生産レーンを増設した。1日当たりの収穫量はこれまでの240株の約1.5倍となる360株となり、販売店舗は導入当初の4店舗から28店舗に拡大した。

大森店では2021年3月に店内植物工場で栽培された水耕栽培のグリーンリーフレタスの販売を開始した。コロナ禍で健康や安心・安全の意識が高まるなか、顧客からは「鮮度が良い」「安心できる」「価格が安定している」などと好評を得ている。 新たにミズナとカラシナの栽培と販売を開始し、近隣店舗でのグリーンリーフレタスの販売もこれまでの26店舗から30店舗に拡大した。

大森店で栽培される野菜はサラダミズナとサラダカラシナで、価格は1株108円(税込み)。収穫量は毎週4回、1回につき約25袋を収穫する。販売は 8月10日(火)から開始した。

サラダミズナはスジが柔らかく生食に向いている。えぐみがなく、「やさしい味」なのでサラダのトッピングだけでなく、サラダの主役としても使える。サラダカラシナはクリスピーな食感で、サラダのトッピングに最適だ。


〈カラシナ(左)とミズナ(右)〉

一般的に、植物工場を導入するには初期導入コストが高く、それに伴って販売価格も高価になりがちだとされている。プランツラボラトリーが東京大学との共同研究によって開発した植物工場システム「PUTFARM」は、従来の植物工場と比べて導入コストを2分の1から3分の1抑えることができる。しかも敷地の広さや屋内・屋外を問わずさまざまな場所に設置できる。

西友では、店内植物工場は単に鮮度がよく、安心・安全な野菜を提供するだけでなく、店舗売場スペースの新たな有効活用策の担い手と考えている。今後は上福岡店、大森店に続き、さらなる店内植物工場の拡大を進めていく予定だ。

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