西友 81円(税抜)で食品約120品目を販売

西友は2月20日～3月5日の期間、生鮮品を含む食品約120品目を税抜81円で販売する。17日発表した。西友は明日18日から価格表記を税抜価格に変更する。今回のキャンペーンによって顧客に表記方法の変更を周知するとともに、消費税増税の前に低価格を印象づける。

西友は昨年の夏と秋に、食品と日用品で「KY（カカクヤスク）85円キャンペーン」を実施。このときの85円（税込）という価格設定は、人気の高い商品を価格帯別にグルーピングし、グループ内で売上ボリュームの最も高い価格をターゲットに値下げを検討した結果だった。

明日から価格表記を「税込」から「税抜」に変更することに伴い、「85円（税込）キャンペーン」を「81円（税抜）キャンペーン」に衣替えする。

20日からスタートする今回のキャンペーンでは、ニーズの高い飲料、みそ汁、菓子などを中心に81円で提供する。また、オンライン販売サイト「SEIYUドットコム」でも同日から「81円（税抜）特集」を展開する予定だ。

今日、内閣府から発表された2013年10～12月期の国内総生産（GDP）速報値は実質で年率1%増となり、民間のエコノミストの予測を大きく下回った。外需が足を引っ張った形で、内需は押し上げ要因となったが、消費増税前の駆け込み需要の要因が大きいことから力強さはない。

4月の消費税増税を意識して、昨年から一貫した低価格戦略を採る西友。そのブレない姿勢は、西友のポジショニングそのものだ。

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