ユニクロnews|南スーダン代表陸上選手団に日常着・練習着を10カ月間提供
(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、陸上競技の事前合宿を日本で行っている南スーダン代表選手団に衣料支援を行う。
南スーダンでは内戦や民族対立が続き、国内情勢が不安定なことから、選手たちが安心して練習に集中できるよう、群馬県前橋市が南スーダン代表の陸上選手団の長期合宿を受け入れている。
ファーストリテイリングは、前橋市の取り組みに賛同し、同市を通じて、南スーダンの陸上選手4名、コーチ1名、あわせて5名に合宿中の日常着、および練習用の衣類を、現在店舗で販売されているアイテムの中から提供する。提供期間は、今年11月から2020年8月までの10カ月間だ。
今回の支援と同時にファーストリテイリングは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が南スーダンで行っている難民支援活動に、70万米ドルを保健・教育を含む難民保護のための資金として提供している。
さらに、同社は2006年に開始した全商品リサイクル活動を通じて、世界の難民・避難民などへの衣料支援を続けており、今年8月末までに、南スーダンを含む世界の72の国と地域に、3657万着のリサイクル衣料を届けてきた。