6月労働力調査統計|就業者66カ月増・非正規社員2102万人/完全失業率2.4%

総務省統計局から6月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。

6月の就業者数は6687万人。前年同月に比べて104万人増え、66カ月連続の増加となった。就業者とは、従業者と休業者を合わせたもので、大きく分けて「自営業主・家族従業者」「雇用者」がある。


(総務省統計局 労働力調査より:以下同じ)

雇用者数は5940万人と、前年同月より92万人増え、こちらも66カ月増加が続いている。

このうち、正規の職員・従業員は3501万人。前年同月に比べて44万人プラスで、43カ月増加が続いている。非正規の職員・従業員は2102万人で56万人増え、9カ月連続のプラスだ。

産業別従業者を見てみると「宿泊業、飲食サービス業」は17ポイント、「製造業」が12ポイント、「生活関連サービス業、娯楽業」は11ポイントの増加。そして卸売業・小売業の従業者数は1039万人で7ポイント減少した。

その結果、就業率は60.2%で、0.9ポイント上昇している。

一方で、完全失業者数は24万人減少して168万人。97カ月連続で減少している。季節調整値の完全失業率は2.4%で、前月に比べ0.2ポイント上昇した。

非労働力人口は4246万人。前年同月に比べて77万人マイナスであるが、37カ月連続で減少している。

⇒総務省総務局「6月労働力調査(基本集計)」

また、総務省統計局は、4月~6月期の平均速報も報告している。

全国では、就業者数6685万人で、前年同期に比べ142万人の増加した。完全失業者数は169万人で、31万人の減少。また、完全失業率(原数値)は2.5%と、0.5ポイント低下した。

地域別の就業者数の対前年同期増減を見ると、全ての地域で増加している。完全失業者数は、北海道、東北、南関東、北関東・甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国および九州は減少した。沖縄は同数だった。

完全失業率の実数と前年同期ポイント差は以下の通り。
北海道3.0%(▲0.4ポイント) 、近畿2.7%(▲0.3)、東北2.5%(▲0.5) 、中国2.3%(▲0.4)、南関東2.6%(▲0.5) 、四国2.4%(▲0.5)、北関東・甲信2.2%(▲0.2) 、九州2.6%(▲0.7)、北陸2.0%(▲0.8)、沖縄3.6%(▲0.4)、東海1.8%(▲0.7)。


>労働力調査(基本集計)2018年4月~6月期平均速報

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