5月外食統計|全店売上高9.8%増/大型連休好調と曜日回りが底上げ
一般社団法人日本フードサービス協会(通称JF:東京都港区、久志本京子会長)が 2026年5月度の「外食産業市場動向調査」を発表した。事業者数は229社、店舗数は3万7357店舗で前年より1.5%増加している。このうちファーストフードは2万1845店舗で、全体の58.5%を占める。

5月の外食全体の売上高は前年同月比109.8%、客数は106.1%、客単価は103.5%だった。大型連休の行楽需要が好調だったことや、土日数が2日多い曜日回りが底上げした。中旬を中心に比較的天候に恵まれたことや、各社とも各種施策で集客に努めていることもあり、連休明けの集客の落ち込みは概ね例年並みで推移した。

ファーストフード業態(FF)は、全体売上げが109.8%。「洋風」は期間限定メニューの好評、お得なキャンペーン、母の日向け商品の投入などが奏功し、108.7%。「和風」は新メニューや連休のテイクアウト需要に合わせたお得なキャンペーンが好評で、115.3%。「麺類」はお得なキャンペーンの好調、平日集客が中心の都市立地の低価格らーめん業態が連休や休日も賑わい、112.2%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は「回転寿司」がお得な商品の投入や、連休や土日の好調で客数が改善した。弁当業態は苦戦が続き、全体的には客数減だが、客単価の上昇で103.3%。「その他」は「アイスクリーム」が気温上昇のなか期間限定のフレーバー商品が売れ行き好調、「カレー」はボリューム感を強調した期間限定メニューが好評で、108.7%。
ファミリーレストラン業態(FR)の売上げは110.4%。「洋風」は人気キャラクターとのコラボやお得なクーポンなどで集客増、低価格業態も引き続き堅調で、111.1%。「和風」は大型連休と土日数の多い曜日回りで家族需要が増え、110.1%。「中華」は、ボリューム感を強調した麺類メニューが好評で、104.9%。「焼き肉」は、連休の家族需要とお得なキャンペーンで集客が好調、114.6%。
パブ・居酒屋業態の売上げは105.3%。飲酒業態は平日の少ない曜日回りが集客にマイナスとなったところもあるが、連休中の個人客需要は好調だった。低価格ランチも好評で集客は堅調、一部ではインバウンド需要にも支えられた。
ディナーレストラン業態(DR)は110.6%。連休の行楽需要、家族客のハレ需要が好調だった。また、土日数の多い曜日回りによって、各社とも集客は好調。連休後は、大阪の一部店舗で、前年の関西・大阪万博の賑わいの反動で集客が落ち込むところもあるなど、状況は各社まちまちだが、月全体では110.6%。
喫茶業態は店舗によって明暗が分かれるが、比較的天候に恵まれたことから好天時の集客堅調と客単価上昇で、109.3%。
