6月SC統計|既存SC売上高1.6%減/悪天候・低気温により夏物不振
(一社)日本ショッピングセンター協会(東京都文京区、菰田正信会長)が 2026年6月の「SC販売統計調査」を発表した。調査対象は580ショッピングセンター(SC)。
6月度の既存SC売上高は、前年同月比1.6%減少した。
前年に比べて休日日数が1日少なかったことに加え、台風6~8号が日本付近を通過し悪天候となったことで来館者数が減少。また、前年に比べて低気温だったことにより夏物商品の販売も振るわず、2022年2月以来51ヵ月ぶりに前年割れとなった。

立地別に見ると、中心地域は総合で1.2%増、周辺地域は2.8%減少した。中心地域は販促施策が奏功したSCのほか、インバウンドの来館が増えたSC、ラグジュアリーブランドや宝飾品など高額商品を扱うSCが好調だった。周辺地域は、前年に比べて休日日数が1日少なかったことでレジャー需要に対応する広域商圏型SCの集客減などが要因となり、売上げが伸び悩んだ。

地域別では、北陸1.4%増、九州・沖縄1.3%増、近畿0.0%増、北海道0.9%減、関東2.3%減、四国2.4%減、中部2.6%減、中国2.8%減、東北5.1%減だった。
業種別に見ると、「ファッション」は、低気温・長雨・台風の影響および前月好稼働した反動により、夏物衣料が苦戦した。セール前の買い控えのほか、プレセールでは物価高による節約志向がみられた。
「雑貨」は、気温が上がらなかったことでUV対策商品や暑さ対策商品が不振だった。一方、雨天増加によりレイングッズや撥水商品の稼働がみられた。
「飲食」は、悪天候により利用客が減少した。一方、国内外観光客や館周辺イベント来場者の利用のあったSCでは堅調に推移した。
「サービス」は、前年にシネマでのヒット作による集客増があり、本年はその反動による影響がみられた。
