11月労働力調査|就業者・雇用者数83カ月増で商業も3万人増加だが人手不足

総務省統計局が2019年11月の「労働力調査(基本集計)」速報を発表した。就業者は6762万人と前年同月に比べて53万人増加した。2014年1月から83カ月連続で前年同月を上回った。これは6年11カ月連続ということになる。

雇用者は前年同月に比べて63万人増加して6046万人。これも83カ月連続の増加である。

男性は同じく前年同月比11万人増加の3753万人、女性は42万人増加の3009万人となり、女性の増加数が男性に比べて多い。

このうち、正規の職員・従業員は3526万人。前年同月に比べて7万人の増加である。これは2カ月連続だ。

非正規の職員・従業員は2186万人となり、前年同月に比べて44万人増加した。これは26カ月連続の伸長である。全体に占める割合は38.3%となった。

就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は60.9%と前年同月に比べ0.5ポイント上昇した。完全失業率は2.2%で前月に比べて0.2ポイントの低下。

産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1066万人で、前年同月に比べて3万人増加した。「学術研究、専門・技術サービス業」「情報通信業」「建設業」は増加が著しい。

商業従事者の増加は見られるが、依然として深刻な「人手不足」の傾向は続いている。

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